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ドイツのスピリットが込められた「Sinn」伝説の初代モデルがオールブラックで復活!

名門ジンのブランド哲学を体現する、質実剛健・正確無比なプロフェッショナルウォッチ

 ドイツプロダクトといえば質実剛健、正確無比といったイメージを抱いている人は多いが、こうしたイメージにまさしくぴったりくるのが、名門ジンのミッションタイマー “EZM”シリーズ。

 警察特殊部隊や消防士、レスキューなど、一瞬の猶予も許されない任務にあたるプロフェッショナルたちの相棒として確かな役割を果たすこのシリーズは、機能性と信頼性に優れたジンの時計の中でも特にそのブランド哲学を象徴するような存在だ。

 その初代モデル「EZM1」が誕生したのは1997年のこと。ドイツ税関刑事局の特殊部隊である中央支援グループの要請を受けて作られたこのクロノグラフは、優れた視認性や時計としての正確さはもちろんのこと、ヒューマンエラーの可能性を可能な限り排除するためにダイヤル上の表示要素を極限までミニマムに抑えている点が特徴的だ。

 例えば、センター針を用いた60分積算計もそのひとつ。小さなインダイヤルではなくメインダイヤル外周の目盛りで読み取る積算計はより見やすく、瞬時に正確な判読ができるようになっている。機能としてもデザインとしても“EZM”らしさを体現する特徴的なディティールといえるだろう。

 当時の隊員20名全員に装備品として支給されたこの「EZM1」は、以降の彼らの任務に大いに活躍。また時を刻む道具としての正確性、プロフェッショナルユースたるにふさわしい堅牢さは、同シリーズのアイデンティティとして以後のモデルにも受け継がれていくことになる。

ミリタリーな表情を演出するカウレザーストラップも特徴的
ミリタリーな表情を演出するカウレザーストラップも特徴的

初代「EZM1」のDNAを受け継ぐデザインディティールをブラックボディに再現

 それから25年の歳月を経て今回登場の新モデル「EZM1.1S」は、ブランドのマイルストーンである初代「EZM1」の誕生25周年を記念した特別モデルだ。

 センターに備えた60分積算計に代表される特徴的なディティールは初代モデルを忠実に再現。手元の動きを妨げないようあえて左側にセットされたプッシュボタンとりゅうずも、時計好きにはおなじみだろう。

 また、針や目盛りなどは白で目立たせつつ、ロゴやデイト表示などミッションに直接直接かかわらない要素は明るさを抑えた赤で表現するなど、判読性を最優先としたカラーリングも初代モデルにならうものだ。

 一方、ムーブメントには視認性を最優先に設計された自社製クロノグラフ・キャリバーSZ01を搭載。ケースにはテギメントによる硬化加工にブラックPVDを重ねた“ブラック・ハード・コーティング”を採用、表面にサンドマット仕上げを施すことでスタイリッシュな印象に。りゅうずやボタンもケースと同じくブラックカラーで統一、独自開発の機構“D3システム”によって、プッシュボタンは水中での操作も可能にしている。

 ストラップは装着性に優れたブラックのシリコンストラップのほか、25周年の記念マークをあしらったシックなカウレザーストラップを同梱。実際に手に巻いて愛用するもよし、コレクターズアイテムとして愛でるもよし。プロフェッショナルウォッチとして紡いだ伝統をブラックボディに載せた、魅力たっぷりの限定モデルだ。

●製品仕様
■Sinn EZM1.1S
価格(消費税込):91万3000円
ケース径:43mm
ケース厚:16.4mm
ケース:904Lステンレススティール ブラック・ハード・コーティング(テギメント加工+PVD)、サンドマット仕上げ
ストラップ:シリコンストラップ、特別デザインのカウレザーベルトを同梱
ガラス:両面無反射サファイアクリスタル
ムーブメント:キャリバー SZ01
駆動時間:パワーリザーブ 46時間
防水性能:DIN8310、20気圧防水
販売数:世界限定500本

>> Sinn公式サイト

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