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レクサスの次世代スポーツカーは「LFR」で決まり!? 商標登録から深読みする「LFA」後継車のネーミングとは

レクサスのスーパースポーツ「LFA」の後継モデルがついに登場!?

 昨今、レクサスのスーパースポーツ「LFA」の後継モデルに関するウワサがチラホラ聞こえてくるようになりました。

レクサスのYouTubeチャンネルには、「LFA」と「Electrified Sport Concept」のバーチャル走行シーンもアップされている(C)YouTube『Lexus JP』
レクサスのYouTubeチャンネルには、「LFA」と「Electrified Sport Concept」のバーチャル走行シーンもアップされている(C)YouTube『Lexus JP』

「LFA」はレクサスが持ちうる技術の結晶ともいうべきモデルでした。開発途中にボディの素材がアルミからCFRP(炭素繊維強化プラスチック)に切り替えられ、ボディ剛性の確保と軽量化を両立させるといったこだわりようで、時間もお金もたっぷり掛けて開発されたクルマでした。

“管楽器のように美しく吠える”最高出力560psの4.8リッターV10エンジン、カーボンセラミックブレーキ、レーシングカーのような走りを実現させながら快適性も追求した足回り、新車時価格が税込みで3750万円と日本の自動車メーカーとしては超高額設定(それでも利益はなかったとウワサされています)など、すべてが異次元でした。

 LFAは、コンセプトカーの段階では「LF-A」という“Lexus Future Advance”の頭文字で呼ばれていましたが、市販時は“Lexus F-Sport Apex”の略からLFAとなりました。ちなみに“F”とは富士スピードウェイの頭文字が由来で、レクサスのプレミアムスポーツ車であることを示しています。

●世界各地で「LFR」の商標登録を申請中

 そんなLFAの後継モデルに関するウワサが出てきました。その情報源のひとつが“商標登録”です。

 どうもトヨタ自動車は、世界各地で「LFR」という名称を商標登録しているようなのです。商標登録したからといって、必ずしもそれが製品化されるわけではないのですが、商標登録の“勢い”を見るかぎり、製品化はほぼ確実ではないでしょうか?

 ザッと調べてみたところ、マレーシア、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル、EUなどで商標登録の申請がおこなわれています。肝心要の日本では、まだ確認できませんが……。

 ところで、LFRの“R”とは何を意味しているのでしょう? レースのRなのか、サーキットにおけるコーナーの大きさ(半径)を示すRなのか、はたまた全く別なRなのか……。

 そのLFRの姿ですが、レクサスはすでに「Electrified Sport Concept」と呼ばれるコンセプトカーをグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードやモントレー・カー・ウィークエンドで展示しています。

 さらに、レクサスがYouTubeにアップしているプロモーション動画では、LFAと並んで走るElectrified Sport Conceptの姿があります。よって、このElectrified Sport Conceptこそが、LFAの後継車ではないかとウワサされています。

 一方、東京オートサロン2022やアメリカのトヨタ/レクサスディーラーの集いでお披露目された「GR GT3コンセプト」と呼ばれるコンセプトカーこそが、LFRであると主張する人もいるようです。

“Electrified”は電動化を意味していますが、いまのところLFRは電気自動車なのか、ハイブリッドカーなのか、プラグインハイブリッドなのか、はたまた燃料電池車なのか、明らかにはなっていません。

 LFAは利益を度外視した、レクサスブランドのプロモーションが主目的の“ヘイローカー”と呼ばれる存在でした。LFRもヘイローカーの役割を担うのであれば、その価格にかかわらず、レクサスが持ちうる技術の結晶ゆえに“お買い得”ということになるでしょう。

 電動化へ向けて大きな変革期を迎えている自動車ですが、間もなく登場するであろう(?)LFRの姿、気になりますね。

Gallery 【画像】レクサス「LFA」の後継モデルと思われるコンセプトカーを見る(10枚)

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