グーグルマップより使いやすい!? 3月にアップデートされた最新「無料地図アプリ」を試してわかった進化とは
2023年3月のアップデートでAppleカープレイに対応した「Yahoo!マップ」
Yahoo!JAPANは2023年3月3日、無料地図アプリ「Yahoo!MAP」のiOS版をApple Carplayに対応したと発表しました。
同時にYahoo!MAPは、iPhoneをサブディスプレイとして使うことができるようにもなりました。ここでは同アプリのライバルとされるGoogleマップとの比較もしながらそのポイントをご紹介します。

Yahoo!MAPとは、Yahoo!JAPANが提供する総合地図アプリで、Googleマップのように、自動車でのナビ機能だけでなく、自転車や徒歩、さらにはさまざまな公共機関を使ったナビゲーションをトータルで案内できることを特徴としています。
そんな中、Yahoo!MAPは最新のアップデートによりGoogleマップと同様、CarPlayへの対応を果たすことになったのです。
これにより、Yahoo!MAPのさまざまなナビ機能がディスプレイオーディオ上で展開できるようになり、スマホとは違った大画面上で操作できる、使いやすいインターフェースを実現することとなりました。
一方で、」Yahoo!JAPANが提供するナビアプリとしては「Yahoo!カーナビ」があります。こちらはすでにCarPlayへの対応を果たしています。その違いはどこにあるのでしょうか。
Yahoo!MAPがポイントとしているのは、“場所を探す”、“そこへ行く”の2つの領域に力を入れていることです。
まず“場所を探す”は、あらかじめ決まっている場所に行くというのではなく、行きたい場所を探すことを第一に考え、提案された候補リストから目的地を設定できるというものです。
加えてYahoo!MAPでは「テーママップ」という検索機能を用意しており、これを使えば、たとえば“ラーメン”というテーマの下で候補リストを表示させることもできます。
これに対し、Yahoo!カーナビでは、あらかじめ決めている目的地を検索して目的地に設定しているため、検索する内容を入力してヒットしなければ対象地は表示されないこともあります。
つまり、行きたい場所が曖昧な時でも目的地を提案してくれるのがYahoo!MAPなのです。
そして、行き先が決まったらスムーズにナビゲーションできるよう、最適な手段を提案します。これがYahoo!MAPの“そこへ行く”領域です。ここではYahoo!MAPが導き出した自動車や公共交通機関といったさまざまな移動手段を提案し、それぞれにおいて利用者にストレスを感じさせることなく、より良いルートを提案できるものとしています。
また、Yahoo!MAPで便利と思えるのが、近くの駅までクルマや自転車などで行き、そこからは電車など公共機関で移動するといった場合です。
Yahoo!MAPでは目的地を設定するだけで、「Yahoo!乗換案内アプリ」と連携してその乗り継ぎまでも案内してくれ、あくまでクルマで使うことを前提としたYahoo!カーナビとはここが大きく違います。
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