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高速道路を乗り降り自由!? 料金も最大半額以下に 初夏のドライブに役立つETC周遊割引「ドラ割」「速旅」「道旅」の使い方とは

知らなきゃ損!? ドライブにオトクで便利なETC周遊割引

 高速道路の料金所をノンストップで利用できるETCは、その利便性に加え、現金払いにはない各種の割引制度が特徴です。

 とくにNEXCO各社が発売する「ETC周遊割引」(NEXCO東日本「ドラ割」/NEXCO中日本「速旅」/NEXCO西日本「みち旅」)は、事前に各社のサイトでの申し込み手続きが必要ながら、対象エリア内なら定額で何度も“乗り降り”できるという、すぐれた商品性を持っています。

 また発着地点から対象エリアまでの往復の高速道路料金を含むタイプもあり、利用するルートによっては、高速道路料金を通常の半額以下に抑えることも可能です。

 そうしたETC周遊割引について、この4月から新たに設定されたものを含め、春から初夏の旅行に活躍しそうなプランをいくつか紹介しましょう。

 なお利用上の注意点については、最後にまとめて案内いたしますので、そちらもぜひ確認してください。

ETCの利用率は高く、2023年1月現在、ETCの利用率は全体の94.4%だが、まだ「ETC周遊割引」を知らない人も多い
ETCの利用率は高く、2023年1月現在、ETCの利用率は全体の94.4%だが、まだ「ETC周遊割引」を知らない人も多い

 まずNEXCO中日本の「速旅」での注目プランは、NEXCO東日本とNEXCO中日本が連携して実施する「信州めぐりフリーパス」です。

 これは長野県内の観光振興と高速道路の利用促進を目的に行うもので、周遊エリアは中央道、長野道、上信越道の長野県内区間にあるICの相互間となっています(中央道園原ICのみ対象外)。

 また周遊のみのプランのほか、発着を含むプランとして「首都圏出発プラン」「名古屋出発プラン」のふたつが用意されます。

 とくに「首都圏出発プラン」は発着エリアが広く設定されている上、NEXCO中日本が管轄する東名、中央道からのアクセスだけでなく、NEXCO東日本が管轄する関越道から上信越道を経由してのアクセスも発着ルートとして使えるため、利用価値が大きくなっています。

「信州めぐりフリーパス(首都圏出発プラン)」の価格は2日間が8700円、3日間が9700円(いずれも普通車)です。

 一方、たとえば発着エリアである圏央道つくば牛久ICから中央道飯田ICまで、片道の高速道路料金は8480円(普通車ETC2.0料金、圏央道〜八王子JCT〜中央道経由)、長野道信濃町ICまでは7500円(普通車ETC2.0料金、圏央道〜鶴ヶ島JCT〜上信越道経由)となっています。

 埼玉県東部や茨城県、神奈川県南部など、首都圏を走る区間が長い出発地からは、長野県内でとくに周遊の予定がなくても、このプランを利用した方が高速道路料金が安価になる可能性が高くなるのです。

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