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燕三条の「鎧をイメージした包丁」が日本で発売 職人が生む優れた切れ味は料理を変えるか!? 美しい“ダマスカス波紋”が生じる理由とは

切れ味と美しさを兼ね備えた包丁

 刃物の3大産地として知られる新潟県の燕三条。同エリアで60年以上にわたって続く刃物の名門・藤次郎が展開するのが、侍の身を守る鎧(よろい)をイメージしたハンドルデザインが特徴的な包丁「藤次郎 鎧(GAI)」シリーズです。そんな注目の包丁シリーズが、ついに日本でも発売されました。

 刀身が165mmの「菜切」、同170mmの「三徳」、同135mmの「ペティナイフ」、同180mmの「牛刀」の4アイテムをラインナップします。

刃物の3大産地として知られる新潟県の燕三条で60年以上にわたって続く刃物の名門・藤次郎が手がける高級包丁「藤次郎 鎧(GAI)」シリーズ
刃物の3大産地として知られる新潟県の燕三条で60年以上にわたって続く刃物の名門・藤次郎が手がける高級包丁「藤次郎 鎧(GAI)」シリーズ

「藤次郎 鎧(GAI)」シリーズの刀身には、硬度の高いステンレス鋼“V金10号(VG10)ダマスカス37層”を採用。硬度の異なる2種類のステンレス鋼を幾重にも鍛造(たんぞう)してつくられています。

 鍛造とは、熟練の職人が何度もたたき鍛えることで、強度を高めていく技法。これにより、日本刀の刃紋のような1本として同じものがない、美しい“ダマスカス波紋”が現れます。

 さらに「藤次郎 鎧(GAI)」シリーズの刀身には、食材に食い込みやすく、かつ耐久性に優れた“ハマグリ刃”と呼ばれる刃つけが施されています。硬度や耐摩耗性の高い素材“V金10号”との相乗効果で、良好な刃の切れ味が長く続きます。

●手になじむ“鎧”をイメージしたハンドル

“鎧”をイメージしたハンドルには、経年変化せず耐衝撃性にも優れた“リネンマイカルタ”素材を採用。この素材はリネン(亜麻布)をフェノール樹脂で固めたもので、ナイフのハンドル材として世界的に普及しています。

 そのハンドル表面に施された自然な凸凹が、優しい肌ざわりとグリップ力を両立。調理の際に手がぬれていても包丁をしっかりとグリップでき、精細な扱いを可能にします。

 ついに日本市場にも投入された「藤次郎 鎧(GAI)」シリーズは、抜群の切れ味と、食材に切り込む絶妙な感触を味わえる1本。これを手にすれば、料理がさらに楽しいものとなりそうです。

●製品仕様
・価格(消費税込):1万5950円(菜切)、1万5950円(三徳)、1万1550円(ペティナイフ)、1万5950円(牛刀)

Gallery 【画像】“鎧”を想起させるハンドルと鍛造刃が料理を変える! 燕三条発の高級包丁を写真で見る(10枚)
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