9年ぶりに日本で復活! トヨタ新「ランドクルーザー70」は4ドアバンでディーゼルエンジン+6速ATを搭載
204馬力・500Nmを発生する2.8リッターディーゼルを搭載
トヨタ自動車(トヨタ)は2023年8月2日、新型「ランドクルーザー“250”」を世界初公開するとともに、ヘビーデューティーモデルのランドクルーザー“70”も、2023年冬より、継続販売モデルとして日本に再導入すると発表しました。
これにより、発売されているランクル“300”を含め、日本で再びランドクルーザーの全3シリーズが揃うことになります。

ランドクルーザー(ランクル)はトヨタBJ型として1951年8月1日に誕生し、シリーズとして生誕72周年を迎えました。
ランクル70系は、1984年にそれまでのランクル40系の後継として登場したモデルです。
日本においては、2004年に販売が終了しましたが、オーストラリアなど一部市場では現在も販売されており、その質実剛健さや信頼性で、世界ではランクルといえばまだこの70系を指す国が多いといいます。
また、日本で2014年に発売30周年を記念し、「4ドアバン(76系)」に加え、日本国内のランクルシリーズとしては初の「ダブルキャブ ピックアップ(79系)」を、翌2015年6月までの期間限定で再販されました。
今回、9年ぶりに再再販されるランクル70は、4ドアモデルのみとなります。
フロントには丸型ヘッドライトを採用、ヘビーデューティーな雰囲気の中にクラシカルな印象を与えています。9年前に期間限定で再販されたランクル70は角型のヘッドライトだったため、見た目の印象はかなり異なるのが特徴です。
ボディサイズは全長4890mm×全幅1870mm×全高1920mmと、2014年に再販された4ドアバンと比較して全長は80mm延長。ホイールベースは従来型と同等の2730mmです。
パワートレインには、従来の4リッターV型6気筒ガゾリンエンジンに代え、204馬力・500Nmを発生する2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボ「1GD-FTV」型エンジンに一新。高トルク・高出力を兼ね備えたディーゼルエンジンならではのタフなオフロード性能を確保しながら、低騒音・静粛性への配慮、また燃費性能の向上にも取り組んでいます。
組み合わされるトランスミッションは6速ATです。ちなみに9年前に再販されたランクル70は、5速MTのみでした。
耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームを継続して採用するなど、優れたオフロード走破性を維持しながら、さらにオンロードでの乗り心地も向上しています。