ポルシェの電動スポーツボート「eファントム」登場 次期型「マカンEV」の技術を採用したボートは約8800万円から
ボートも電動化の時代
独ポルシェは2023年10月8日、オーストリアの造船所「Frauscher(フラウシャー)」社と共同開発した初の量産電動スポーツボート「Frauscher x Porsche 850 Fantom Air(フラウシャー✕ポルシェ 850ファントムエア)」を発表しました。

フラウシャー✕ポルシェ 850ファントムエアは、2024年に登場する予定で現在開発が進められているミドルSUV、次期型「マカンEV」のベースとなるプレミアム プラットフォーム エレクトリック (PPE) を使用するスポーツボートです。
400kW(約544馬力)を発生する最先端の永久同期電気モーター (PSM) はボートの後部に設置され、コントロールはポルシェのロゴが描かれた防水ボックスに収納されています。
同じくマカンから採用された総容量100kWhのリチウムイオンバッテリーも、後部ラウンジエリアの下に配置されます。
ポルシェの車両と同様、事前にプログラムされた走行モードを使用して、状況に応じて適切な走行特性を選択できます。eFantom は、ドッキング、レンジ、スポーツ、およびスポーツ プラス設定を提供します。
長さ8.67m、幅2.49mの船体で、最大9人が乗車できるスペースを確保。後部のスイミングプラットフォームには日光浴用パッドが2つある広々としたラウンジエリアに繋がっています。
BluetoothとWiFi接続を備えたハイエンドオーディオシステムも標準装備されています。12インチのマルチインフォメーションディスプレイで操作可能。エコーサウンダーとチャートプロッターがディスプレイコンセプトに統合されています。
ポルシェのロードモデルに同じものがないのと同じように、ボートにも個性が非常に求められています。船体やデッキと同様に、室内装飾もさまざまな色で注文できます。ポルシェがクルマ用に提供するカラーパレット全体がこの目的に利用できます。
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フラウシャー✕ポルシェ 850ファントムエアは2024年1月にデュッセルドルフで開催される「ブーツ」見本市でワールドプレミアを行う予定です。
登場を記念したファーストエディションは、25ユニット限定で、欧州での価格は56万1700ユーロ(日本円で約8862万円)からとなっています。
なお2024年から最初の顧客に届く予定です。