“札幌〜東京1200km”EVで走破できる? 高性能なポルシェ「タイカン」で検証! 最新装備とサービスで長距離ドライブもストレスフリーになる?
「タイカンGTS」はロングドライブにはうってつけ!?
「ポルシェでロングドライブに出かけてみませんか?」……そんな心躍る誘いは年に何度もありません。しかし、今回の旅の相棒が「タイカン」と聞いて、少し不安を覚えたのも事実です。そう、タイカンはピュアEV(電気自動車)なのですから。
北海道の札幌を出発して目指すは東京の虎ノ門。およそ1200kmの道のりをストレスフリーに走破できるのか? EVでのドライブ旅は、果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか?

もはやポルシェといっても、“水平対向エンジン”や“2ドア”といったイメージは過去のもの。ましてや“空冷”なんて、時代錯誤もはなはだしいと笑われてしまうかもしれません。
もちろん、クルマ好きなら誰もが知る「911」は、今なおポルシェの偉大なるアイコンであり、ブランドの象徴です。しかし、2002年にSUVの「カイエン」を発売して以降、サルーンである「パナメーラ」にコンパクトSUVの「マカン」と、ポルシェは積極的にバリエーションを拡大してきました。
2020年に日本へ導入されたポルシェ初のピュアEV「タイカン」もそんな1台。4ドアサルーンのボディを持つ“スポーツセダン”と、シューティングブレーク風5ドアボディをまとった“クロスツーリスモ”を展開します。
各々ベースグレードのほかに、最高出力とそれに応じたセッティングの違いによるグレードを設定。ちなみに、スポーツセダンの方は、「ベースグレード」、「4S」、「GTS」、「ターボ」、「ターボS」という布陣です。
今回の旅のお供に選んだのは、2021年11月にラインナップに加わった最新モデルである「タイカンGTS」。昨今のポルシェの“グレード命名ルール”を踏まえると、ターボは超弩級モデル、GT+数字はサーキット志向、Sはスポーティモデルと棲み分けられているようです。
GTSは“グランツーリスモ・スポーツ”を意味しており、まさに公道向けスポーツモデルの頂点といった位置づけ。ロングドライブにはピッタリのモデルといえそうです。
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