空の移動を自由自在に! ホンダが提案するモビリティ「ホンダジェットエリートII」を体感! 機内はどうなっているのか
HondaJet Elite IIの機内はどうなっている?
ホンダは自社が展開する二輪車・四輪車・パワープロダクツ・航空機など様々なモビリティやその関連技術を「ジャパンモビリティショー2023」で公開しています。
その中でも話題となっているのが小型ビジネスジェット機の「ホンダジェット」です。会場では実際に中に乗り込めるようですが、内部はどうなっているのでしょうか。

長年、ホンダの夢だった空のモビリティを実現したホンダジェット。
2015年に発表されたそのモデルは、主翼の上にエンジンを搭載する独創的なレイアウトを採用しています。
これによって、静かで広々とした室内空間を創り出すとともに「より速く、高く、遠くへ飛べる」という特徴を持ち、これまで230機以上が世界中の空を駆け回っています。
また2022年10月には最新型にアップグレードされた「ホンダジェット エリート II」(以下エリートII)が発表されました。
エリートIIは、究極のオーナーシップ体験と快適性を追求したモデルとなり、エクステリアに「Black Edition」(特別色)を新たに設定。
インテリアはモダンなグレーを基調にした「スチール」と暖かみのあるベージュを基調にした「オニキス」の二つのデザインが加わっています。
また、機内通路の床材には従来のカーペットのほか、木目調のデザインも設定。さらにコックピットには羊毛シートカバーを採用しています。
機能面では、燃料タンクの拡張および最大離陸重量の増加により、航続距離を2865kmに延長(従来から+204km)。
さらに機体構造の改良により、「グランドスポイラー(着陸後の減速に使用される装置)を主翼に初搭載したことで、着陸時の機体ハンドリングと安定性を向上させました。
そんなエリートIIがジャパンモビリティショー2023のホンダブースに展示され、機内に乗り込むことが可能です。
機内は左右に独立したシートが配置され、片側は対面式です。なお機内後部にはトイレが備わっています。
なお展示されている内装は前述の暖かみのあるベージュを基調にした「オニキス」仕様となり、開放感のある印象です。
コックピットは左右に操縦席を備えており、そこから外を見た際の視認性はとても高いものでした。
この展示されたエリートIIには主翼が無いものですが、モデルについてホンダ広報部は「普段はアメリカに置いてあるインテリアを見せるためのモックです」と話しています。
なおホンダでは2023年10月17日に1クラス上のライトジェット機「ホンダジェット エシュロン」を発表しています。
これはホンダジェットから搭乗人数が増えるだけでなく、同カテゴリーの機体としては世界で初めて、アメリカ大陸をノンストップで横断可能にしたものです。
ホンダはエシュロンについて、「比類のない燃費性能を実現するほか、カーボンニュートラル燃料への対応も進め、さらなる自由な移動の喜びをもたらすモビリティとして進化していきます」とコメントしています。
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様々なモビリティを展示するジャパンモビリティショーのホンダブース。
陸と海そして空のモビリティなどホンダらしい展示が見られるのは2023年11月5日までです。