レクサスのフラッグシップSUVに“6000万円超えのプライスタグ”が! なぜ? 見た目はただの「LX」でも“中身は別物”の正体とは
人気高騰が原因!? 6000万円オーバーの「LX」の正体とは
グローバルマーケットで高い人気を誇っていることから、受注停止の状態が続いているレクサスのフラッグシップSUV「LX」。
日本における新車価格は1250万円〜1800万円と設定されていますが、ドイツで発見された車両には6000万円オーバーのプライスタグがつけられていました。見た目はただのLXですが、なぜこんなにも高価なのでしょうか?

2022年1月に発売されたLXは、発売当初から多数の受注を獲得。一時、納車まで4年以上かかるという“長納期”が話題となったほどでした。
2023年11月現在も、生産能力を大幅に上回るオーダーが入っているとして受注を停止中。受付再開が待たれている状況です。
トヨタの300系「ランドクルーザー」と基本パーツの多くを共有するLXは、圧倒的な悪路走破性とレクサス車ならではの高級感あふれる内外装を兼備。そのため日本はもちろんのこと、世界中のエグゼクティブから高い人気を獲得しています。
なかでも、LX人気が高いのが中東エリアです。レクサスもLXの世界初公開の場にサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を選ぶなど、彼の地でのセールスを強く意識しています。
一方ヨーロッパでは、現行LXは新車販売されていません。そのため中東や北米、そして日本ほどの存在感はないというのが実情です。
そんな中、ドイツのある販売店において、日本円換算で6000万円オーバーというプライスタグを掲げたLXが販売されています。
ドイツ北西部・ブレーメンにあるTrascoで販売されている新車のLXは、「EXECUTIVE」グレードと思われる1台です。
リアキャビンに豪華なキャプテンシートを備えるなど、LXの最上級グレードに相当する「EXECUTIVE」。日本での新車価格は1800万円となっています。
並行輸入の場合、新車価格を超えるプライスがつけられることも珍しくありませんが、それでも新車価格の3倍以上を超えるプライスタグというのはまずありません。
実はTrascoで販売されているLXには、高価であるれっきとした理由があったのです。
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