VAGUE(ヴァーグ)

なぜ手作りにこだわる? “水面系バスアングラー”が行き着く「ハンドメイド ルアー」の世界 大量生産にない魅力とは?

⚫︎丁寧な手作業で生み出される愛嬌者のルアーたち

 バスフィッシングの達人たちを虜にする、職人が手掛けるハンドメイドのルアー。なかでも水面だけで勝負するトップウォータープラッギングの世界には、「ハンドメイドルアーしか使わない」というこだわりを貫くアングラーも少なくありません。

 そこで今回は、大量生産されるマスプロルアーとは一味ちがう個性を持つハンドメイドルアーの魅力を探るべく、房総半島にある「ガウラクラフト」の工房を訪れました。

ガウラクラフトのハンドメイドプラグ「コイーグー」でキャッチしたブラックバス
ガウラクラフトのハンドメイドプラグ「コイーグー」でキャッチしたブラックバス

 ハンドメイドプラグの多くは、バルサやハードウッドなどの木材で作られます。

 ガウラクラフト代表の青芳智広さんによると、「軽いバルサで作るとキビキビと動きのキレがよく、水なじみがいいハードウッドは自然な動きを演出できます」とのことで、適材適所での使い分けが大切なのだそう。

 製作の工程は、まず木材をルアーのシルエットに削り出します。そして、泳ぎのバランスを決めるウエイトをボディに埋め込み、木材を丈夫にするため透明な樹脂を何度もコーティングし表面に硬い層を作ってあげます。

 その後ペイント作業に移りますが、カラーパターンが豊富なのもハンドメイドルアーの魅力のひとつ。

「ペイントの工程では8色の塗料を重ねることも。ダルメシアン犬をモチーフにした“コーチドック”パターンなどは、真鍮板で作成したステンシルを使用して独特の模様に塗り分けています」(青芳さん)

Next●カラフルな塗装を終えいよいよ完成へ
Gallery 【画像】手作りルアーは本当に釣れる? 釣りや工房の様子を写真で見る(20枚)
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