標高1457mに湧く“混浴露天”風呂!? クルマでは夏にしか行けない!? 天空の「蓮華温泉」とは
標高1457mに湧く「蓮華温泉」。
青い空と雄大な山々の景色を望むような、開放的な露天の温泉に癒されてみたいと思いませんか。
日本国内には、約3000か所の温泉地があり、山沿いのエリアにも多くの温泉が湧いています。
標高の高い温泉の中には、厳しい自然環境のため、冬季休業するところも。
その分、営業している期間は、素晴らしい大自然を堪能することができ、温泉と絶景の織りなす「非日常」を体感できることでしょう。
今回は、長い冬休みを終え、例年であれば3月から春の営業を再開する「蓮華温泉 白馬岳蓮華温泉ロッジ」を紹介します。
「蓮華温泉」が湧くのは、長野、新潟、富山、岐阜にまたがる中部山岳国立公園内、標高1457mの高原地帯。
現在は、一軒宿である「白馬岳蓮華温泉ロッジ」があります。住所は新潟県糸魚川市で、白馬岳や朝日岳など、北アルプスへの玄関口となる山小屋です。
この辺りは元々上杉謙信の領土で、鉱山発掘の際に温泉を見つけたと云われています。信玄の隠し湯ならぬ、「謙信の隠し湯」です。
山小屋は、毎年10月中旬から3月中旬まで冬季の休業に入ります。3月下旬に、春の営業を再開しますが、蓮華温泉までの道路は6月下旬まで閉鎖中のため、近隣の「栂池スキー場」から山スキーで訪れることになります(2024年は雪が少ないため中止)。
なかなか訪問のハードルが高いですが、深い雪景色の中で、温泉を楽しめる特別感を味わえます。(蓮華温泉は5月中旬から道路の開通する6月下旬まで、再び休業に入ります)
道路開通期間の6月下旬から10月中旬までは、自家用車やバスで、蓮華温泉へアクセスすることができます。北陸新幹線が停車する「糸魚川駅」から、車で90分ほど山道を走ると到着します。
建物は、木のぬくもりを感じられるシンプルで素朴な外観で、高原の景色に溶け込むようにたたずんでいます。
館内は、全29室で最大収容人数150名と、広々としたつくり。決して新しくはありませんが、いつも掃除が行き届き、気持ちよく過ごすごとができます。
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