月から帰還した歴史ある時計が「約45億年前の隕石」をダイヤルに!? 語りたくなるストーリー満載のパイロットクロノグラフ誕生!
●アメリカ宇宙開発の歴史とブローバの貢献を象徴するパイロットクロノグラフ
古の人々が天体の運行をヒントに暦や時間の概念を生み出したことからもわかるように、宇宙のイメージと時計とはゆかりが深いもの。
近現代においても、航空宇宙分野と密接な関係を持つ時計メーカーには枚挙にいとまがありません。
1875年、ボヘミアからの移民としてアメリカに渡ったジョセフ・ブローバにより設立された名門時計ブランド・ブローバもそうしたブランドのひとつ。
精度の高い音叉式ムーブメントで広く知られていますが、同社の優れた計時技術は、やがて1950年代以降NASAによる宇宙開発計画において重要な役割を果たすこととなります。
例えば月面到達を目指したアポロ計画(1961~1972年)では音叉ムーブメントを搭載したパネルクロックや計時装置とともに腕時計が大活躍。
1971年8月2日、アポロ15号によって4度目のアメリカ月面着陸に成功した際、船外活動で月に降り立ったデイヴィッド・スコット船長が装着していたのもブローバの「ルナ パイロット クロノグラフ」。
後年、個人所有のこのクロノグラフは、2015年にオークションにて162万5,000ドルという高額で落札されたことでも話題となりました。
今回紹介するのは、そんな宇宙でのミッションで活躍した名品にオマージュを捧げたアーカイブモデル「ルナ パイロット クロノグラフ」(品番:96A312 19万8000円、消費税込)。
先行して発表された本国アメリカでは初回受注分がたちまち完売、入荷状況に関する問い合わせが相次ぐなど話題沸騰中の限定モデルが、いよいよ日本での発売をスタートします。
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