雨の高速を抜け関東屈指のパワースポット・香取神宮へ
慌ただしい日常を過ごしていると、行ったことのない場所へ旅をしてリフレッシュしたくなるものです。そろそろ秋の気配も感じる今日このごろ、たまには歴史に思いをはせるのも悪くありません。
そこで今回は、都心から約90kmの距離にある千葉県香取市の香取神宮を目指し、日帰りトリップに出かけることにしました。旅のお供は、2022年にフルモデルチェンジした日産が誇る最新SUVのエクストレイルを、「NMC」がカスタマイズした「エクストレイル AUTECH」です。
「AUTECH」は皆さんご存じのように日産車専門のカスタムカーブランド。日産が生み出したベース車両の個性や信頼性はそのままに、デザインや質感、機能をブラッシュアップすることで、ハンドルを握るドライバーが高い満足感を味わえるカスタマイズを施しています。
アーバンな雰囲気に仕上がった「エクストレイル AUTECH」に乗り込む前に、まずはエクステリアをチェック。ボディを彩る深みのあるブルーは、AUTECHブランド発祥の地である湘南・茅ヶ崎エリアの海や空をモチーフにしたもので、最新鋭のSUVに都会的な優雅さを与えています。
目を引くのがフロントとドアサイドの下部を彩るプロテクターパーツ。メタリックな装いが視線の重心を下げ、洗練された印象をさらに磨き上げてくれます。
そして、インテリアはブラックを基調とし、シートやステアリングなど、そこかしこにAUTECHブランドを象徴するブルーのステッチを採用。また、シートにはAUTECH専用のキルティングを施した本革シートを採用することによって、上質な空間を表現しています。そんな心躍らせるコックピットに乗り込み、目的地へと出発しました。
20インチホイール&タイヤが生み出す絶大な安心感
皇居周辺をスタートし、まずは江戸時代の繁栄を今に伝える、千葉の水郷・佐原を目指します。
「エクストレイル AUTECH」のベース車である「エクストレイル」は、その技術力の高さで2022-2023テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。当日はあいにくの雨でしたが、「プレミアムスポーティ」と銘打つだけあって、直列3気筒DOHCターボ+モーターの余裕のあるパワーユニットで、渋滞の首都高から東関東自動車道までスムーズに走破。アイポイントが高いので、初めてのSUVとしてもおすすめできる乗り心地でした。
特筆すべきは「エクストレイル AUTECH」だけに装備される20インチホイールで、組み合わされる255/45R20サイズのミシュラン製タイヤ「PRIMACY4」が生み出す安定感は絶大。上質でシルキーなフィーリングのなかにも、路面のインフォメーションを的確に伝え“クルマを操っている”という運転の悦び(よろこび)を存分に感じさせます。
アーバンな味付けの「エクストレイル AUTECH」ですが、ウエットコンディションでも安定する走りの良さなど、ツアラーとしても高いポテンシャルを発揮してくれました。
江戸時代をしのばせる小江戸の道を往く
90分ほどのドライブを経て、佐原香取インターチェンジを降り下道を走ると、やがて江戸時代のような雰囲気の佐原の街が見えてきます。駐車場にクルマを止めて徒歩で散策するにもぴったりの名所ですが、雨脚が強くなってきたので「エクストレイル AUTECH」で周辺を巡ることに。
佐原は徳川家康の大事業「天下普請(てんかぶしん)」により造成された利根川の水運によって栄えた水郷の街。利根川から引かれた豊かな水が小川や水路として町中を流れ、日本国中を歩き測量して日本地図を完成させた伊能忠敬の住まいが残るなど、古い家屋が軒を連ねる街並みは“小江戸”として当時の雰囲気を伝えてくれます。
古い家屋がそこかしこに残る佐原は道幅の狭い場所も多々ありますが、運転席からの見切りにすぐれた「エクストレイル AUTECH」は、古い街道や川沿いの細道でもストレスなく運転が可能。
雨脚はますます強くなっていきましたが、大小の河川や起伏に富んだ田園風景のなかを走らせているだけで穏やかな気持ちにさせてくれる「エクストレイル AUTECH」は、歴史散歩のお供としても頼りになる存在でした。
関東屈指のパワースポット・香取神宮へ
次に向かったのは、全国に約400ある香取神社の総本社である、千葉県香取市にある香取神宮です。お隣の茨城県にある鹿島神宮や息栖(いきす)神社とともに「東国三社」と呼ばれ、江戸時代の庶民にとって霊験あらたかな存在。今でも関東随一のパワースポットとして人々が訪れています。
香取神宮の見どころは、なんといっても国の重要文化財に指定されている本殿と楼門。桃山様式の本殿と鮮やかな朱色の楼門はどちらも、元禄13(1700)年に江戸幕府によって造成されたもので、森のなかにたたずむ神宮の境内は、心を癒やしてくれるポジティブな“気”で満たされているようです。
雨にぬれる濃い緑の木々に囲まれたたずむスタイリッシュな「エクストレイル AUTECH」を眺めていると、「このクルマを選んでよかった」と改めて思わせてくれます。
日本第二の広大な湖「霞ヶ浦」へ
香取神社を後にして、利根川の水郷大橋を渡ると、稲穂が実る田園風景のなかに霞ヶ浦の水面が姿を表します。
霞ヶ浦は琵琶湖に次ぐ日本で2番目に大きな湖で、その穏やかな湖水の周遊道路を「エクストレイル AUTECH」でクルーズしていると、日常でたまったストレスが消えて行くかのよう。湖畔の駐車場にクルマを止め、造形美を眺めていると、「遠くまで足を伸ばしたかいがあったな」と体にパワーがみなぎってくるのを感じます。
都心からおよそ100km、90分程度のドライブでここまでリフレッシュできる日帰りトリップができたのは、高速道路や市街地はもちろん、入り組んだ路地まで楽しく快適に走れる「エクストレイル AUTECH」のおかげ。
「また来よう」という思いにさせる、旅クルマとしての高いポテンシャルを味わえた、心満たされる日帰りドライブとなりました。
●製品仕様
「エクストレイル AUTECH e-4ORCE Advanced Package」
・車両価格(消費税込):532万9500円
・全長:4675mm
・全幅:1840mm
・全高:1715mm
・ホイールベース:2705mm
・車両重量:1880kg
・エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ+モーター
・排気量:1497cc
・駆動方式:4WD
・エンジン最高出力:144ps/4400〜5000rpm
・エンジン最大トルク:250Nm/2400〜4000rpm
・フロントモーター最高出力:204ps/4501〜7422rpm
・フロントモーター最大トルク:330Nm/0〜3505rpm
・リアモーター最高出力:136ps/4897〜9504rpm
・リアモーター最大トルク:195Nm/0〜4897rpm
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前後/ベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:255/45R20タイヤ(ミシュランPRIMACY4)
【主な特別装備】
●AUTECH専用エクステリア
・フロントグリル
・フロントプロテクター(メタル調フィニッシュ)
・リヤプロテクター(メタル調フィニッシュ、ダーククロムモール)
・ドアロアモール(ダーククロム)
・シグネチャーLED
・AUTECHエンブレム<フロント・リヤ>
●サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(メタル調フィニッシュ)
●LEDフォグランプ<フロント・リヤ>
●シグネチャーLEDポジションランプ(シーケンシャルターン機能付)
●ルーフレール
●リモコンオートバックドア
●専用20インチアルミホイール&255/45R20 101Vタイヤ(MICHELIN PRIMACY4)
●AUTECH専用インテリア
・ブラックレザーシート「AUTECH」刺繍(ブルーステッチ、専用キルティング)(抗菌仕様)
・ブラックドアトリム(ブルーステッチ)
・ブラックアッパートリム & インストパット(ブルーステッチ)
・インストピンモール(ダーククロム)(インストパネル、エアコン吹き出し口)
・センターコンソールボックス(アームレスト付)(ブルーステッチ)
・ブラック本革巻ステアリング(ブルーステッチ・ダーククロムフィニッシャー)
・インストロアフィニッシャー(木目調)
・AUTECHエンブレム<センターコンソール>
●運転席・助手席パワーシート
●パーソナルドライビングポジションメモリーシステム