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スノーピークの2023新作を一気見せ! めちゃ軽くなったワンアクションテーブルが地味だけど大注目

●スタンドが黒くなっただけじゃない

 スノーピークのイベント「New Products Show2023」で、今シーズン、どんな新製品が発売されるのか全貌が見えてきた。

 会場ではテントに目が行きがちだが、現物を見比べて「スゴイ!」と評判だったのが竹集成材天板の「ワンアクションテーブルLight Bamboo」だ。

 名前でもわかるとおり、1998年登場に誕生した「ワンアクションテーブル」の天板を開くだけでスタンドが開く構造はそのまま、30〜40%も軽量化を実現したテーブル。

 現行モデル「ワンアクションテーブル竹」と見た目の差はアルミスタンドが黒塗装になっているくらいで、天板がアルミや樹脂のようなわかりやすい軽量化はなされていない。なのになぜ最大40%も軽くなっているのだろう?

雰囲気は現行モデルとほぼ同じの「ワンアクションテーブルLight Bamboo」。見た目の違いはスタンドの色と天板に小さく刻まれたLight Bambooの文字だけだ。
雰囲気は現行モデルとほぼ同じの「ワンアクションテーブルLight Bamboo」。見た目の違いはスタンドの色と天板に小さく刻まれたLight Bambooの文字だけだ。

 スノーピーク広報担当・木下雄斗さんによると「現行モデルの天板は多層構造の竹集成材ですが、Light Bambooの天板は2枚の竹集成材でハニカム構造のポリプロピレンを挟んでいます。ハニカム構造なので強度に変わりはありません」。

 現行モデル「ワンアクションテーブル竹」と「ワンアクションテーブルLight Bamboo」の差は3.6kg。カタログに「3.6kg軽くなった」と書かれていても感動はしないが、実際に持ち比べてみるとその差は歴然。「軽っ」という声が漏れる人が続出するほどで、この驚きを写真で伝えづらいのがもどかしい。

●製品仕様
ワンアクションテーブルLight Bamboo 
・価格:6万2700円
・サイズ:72×91×H66cm
・重量:6.4kg

ワンアクションテーブルロングLight Bamboo 
・価格:7万4250円
・サイズ:72×121.5×H66cm
・重量:7.6kg

ワンアクションローテーブルLight Bamboo 
・価格:4万8400円
・サイズ:84.6×49.6×H40cm
・重量:4kg

自在に連結できるローテーブルとTTA新パーツで自分らしく拡張

 ファニチャーにはもう一点、新作がある。「コネクションテーブル」だ。

 耐熱塗装が施された天板の側面にツマミが付いていて、これに引っかけるようにすることで2台、3台と接続できる。横向きに並べて広く、縦につなげば長く、そしてL型につないで自分のまわりを囲むなど好きなように拡張できるのがうれしい。

「ジカロテーブル」やIGT用「マルチファンクションテーブル」との連結も可能でその拡張性は無限大。

ソロにちょうどいい大きさの「コネクションテーブル」は、縦にも横にも接続OK。スノーピークのシステムデザインに則り、「ジカロテーブル」とのコネクトだって可能だ。
ソロにちょうどいい大きさの「コネクションテーブル」は、縦にも横にも接続OK。スノーピークのシステムデザインに則り、「ジカロテーブル」とのコネクトだって可能だ。

 また、専用クランプでテーブルに取り付け、3Dに小物を整理できるシステム「テーブルトップアーキテクト」にも新しいパーツが仲間入り。

 カトラリーの整理に便利な「シリンダースタンド」、シェラカップを載せるほかドリッパーと組み合わせてもいい「シェラカップホルダー」、テーブル下にも取り付けられる「サイドトレー」の3種類。

 どれも自分のキャンプサイトをカスタムしたい人にピッタリだ。

●製品仕様
コネクションテーブル
・価格:3万8500
・サイズ:80×40×H4cm
・収納サイズ:81×41×H7cm
・重量:6kg
・素材:スチール(耐熱塗装)、ツマミ:アルミニウム

テーブルトップアーキテクト サイドトレー
・価格:5280円
・サイズ:φ20×H2.8cm
・重量:370g

テーブルトップアーキテクト シリンダースタンド
・価格:5500円
・サイズ:φ6.8×H11cm
・重量:160g

テーブルトップアーキテクト シェラカップホルダー
・価格:5610円
・サイズ:17.5×12.5×H1.8cm
・重量:135g

●鋳鉄製とチタン製アイテム、どっちを選ぶ?

 スノーピークは鋳鉄製の鍋とチタン製食器にも定評がある。2023年の新作鋳鉄アイテムは「TAKIBIサンドスキレット」。

 スノーピークには「トラメジーノ」という名作ホットサンドメーカーがあるが、「トラメジーノ」は焚き火には不向き。

 その点「TAKIBIサンドスキレット」はハンドルも鉄製なので焚き火や炭火に突っ込んでOK。それに焼き面が波形のプレートリッドとフラットなスキレットの2つのパンがセットで、どちらも深さがあるのでステーキやパエリアなども作れる。おまけに食パンが2枚横並びにできるワイド設計なのでファミリーやグループキャンプにちょうどいい。

 チタン製のテーブルウェアはダブルウォールで熱いスープを入れても安心して持てる「チタンダブルボウル」シリーズと、リニューアルした「チタンダブルマグ」シリーズ。

 どちらもスタッキングしやすいうえ超軽量なので、複数そろえたくなること必至。

ハンドルを取り外せる鋳鉄製ホットサンドメーカー「TAKIBIサンド スキレット」。5kgと重量はあるが、深いので煮物や蒸し物も作れる。
ハンドルを取り外せる鋳鉄製ホットサンドメーカー「TAKIBIサンド スキレット」。5kgと重量はあるが、深いので煮物や蒸し物も作れる。

 ほかにも野点より気軽にお茶を淹れられるトライタン製急須と湯飲みのセット「サヨウ」やチタン製マイボトル「オーロラボトル 600/800オーシャン」も登場予定とのこと。

 軽さ自慢のテーブル、自在にレイアウトできるテーブル、そしてキャンプの食卓が華やぐプロダクトたちの登場は2月より順次はじまっている。直営店やキャンプ専門店をこまめにのぞいてチェック。

 どれも決して格安というわけではないが、細部までの作り込みを確認すればそのプライスに納得するはずだ。

●製品仕様
TAKIBIサンドスキレット
・価格:3万8500円
・サイズ:プレートリッド36×28×H2.5cm、スキレット36×27.8×H5.5cm
・重量:5kg

チタンダブルボウル 400
・価格:7590円
・サイズ:φ13×5.6cm

チタンダブルボウル 600
・価格:8910円
・サイズ:φ14.6×H6.3cm

チタンダブルマグ 300
・価格:5280円
・サイズ:φ8.32×H8.9cm

チタンダブルマグ 450
・価格:5940円
・サイズ:φ9.6×H9.38cm

Gallery 【画像】「スノーピーク」の2023年新作モデルが登場! 最新キャンプアイテムを画像で見る(8枚)
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