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キャンプツーリングに最適! コンパクト焚き火台「ファイアーボックスG2」はどのくらい遊べる?

●質実剛健さと奥深さが愉しいアメリカンな焚き火台

 アメリカ製の「ファイアーボックスG2」(1万6500円、消費税込)は、ウッドストーブやネイチャーストーブと呼ばれる焚き火台の先駆者的存在。薪のほかにフィールドで拾った枯れ枝などを燃料にできるほかアルコールストーブも熱源にできるなど、工夫次第でいかようにもできる汎用性の高さも人気の理由のようです。

 また、灰受け(スライディングダンパー)以外のパーツをヒンジで一体化しているのも特徴で、厚さが1cm以下しかない収納状態から、ほぼワンタッチで展開できるのも大きな魅力でしょう。

ワンタッチで展開・収納ができる秘密は、上部から見た形状が正四角形ではなく、台形になっていること。パネルの寸法をわずかに変えることで、底板のロストルを含む6枚のパネルをバラバラにすることなく収納が可能。   組み立ては、灰受けと五徳にもなる棒状のファイヤースピットを外し、本のように開いてロストルを落として灰受けをはめ、2本のファイヤースピットを好みの位置に挿せば完成。慣れれば10秒もかかりません。
ワンタッチで展開・収納ができる秘密は、上部から見た形状が正四角形ではなく、台形になっていること。パネルの寸法をわずかに変えることで、底板のロストルを含む6枚のパネルをバラバラにすることなく収納が可能。  組み立ては、灰受けと五徳にもなる棒状のファイヤースピットを外し、本のように開いてロストルを落として灰受けをはめ、2本のファイヤースピットを好みの位置に挿せば完成。慣れれば10秒もかかりません。

 ワンタッチで展開・収納ができる秘密は、上部から見た形状が正四角形ではなく、台形になっていること。パネルの寸法をわずかに変えることで、底板のロストルを含む6枚のパネルをバラバラにすることなく収納が可能。

 組み立ては、灰受けと五徳にもなる棒状のファイヤースピットを外し、本のように開いてロストルを落として灰受けをはめ、2本のファイヤースピットを好みの位置に挿せば完成。慣れれば10秒もかかりません。

薪はサイドに設けられたフィードホールから差し込むのが基本ですが、トップの可倒式のウインドダンパーを調節することで、太く長めの薪を斜めに入れることもできます
薪はサイドに設けられたフィードホールから差し込むのが基本ですが、トップの可倒式のウインドダンパーを調節することで、太く長めの薪を斜めに入れることもできます

●板厚約1.3mmのステンレスがキモ

 また、「ズッシリと重い」という意見も耳にします。板厚約1.3mmのステンレススチールを採用しているため約907gと軽くはありませんが、これは板同士がピタリと重なり、折りたたみサイズが極めてコンパクトなので余計に感じるようです。

 むしろ、使い倒してもガタつきや反りがないのはこの板厚のおかげと思うと、重量感にはグッとさせられます。

 注意したいのは、ロストルの高さが地面から約4cmと低いので、遮熱板を兼ねる灰受けはあるものの、芝生サイトなどでは地面にダメージを与える恐れがあること。焚火シートだけではその熱を防ぐことは難しのいで芝生サイトでは使用を避けるか、耐火レンガや金属製の小さなテーブルに乗せて使うのが無難です。

 とにもかくにも、適度な重量感とメカ好きをくすぐる高精度な造作が素晴らしい「ファイアーボックスG2」。スーパーカブでのキャンツーのメイン焚き火台としてはもちろん、グルキャンのときもサブ焚き火台として持参し、手元でステーキを焼いたりアヒージョを楽しんだりと重宝しています。

●製品仕様
・価格(消費税込):1万6500円
・サイズ:約12.7×19.0×0.95cm
・重量:約907g

Gallery 【画像】お一人様にぴったりな焚き火台「ファイアーボックスG2」の組み立て方を見る(16枚)
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