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「コールマン」人気の2ルームテントがブラッシュアップ! 注目の新素材と機能性を探る

●コットンみたいな風合いなのに速く乾くテックスファイバー

 設営しやすいクロスフレームでありながら家族4~5人がゆったりすごせるリビングを持つコールマンの定番2ルームテントといえば「タフスクリーン2ルームハウス/MDX」だろう。過不足のない作りで多くの人に愛されるテントだが、寝室部分にスカートがなくて寒い時期は不安だという声があった。

 そこで、この春に登場する「タフスクリーン2ルーム TX/MDX」は待望のフルスカート付き。

「下部からの冷気や虫などの侵入を防ぐフルスカートを装備。暑い時期はスカートを巻き上げて外気を取り込める仕様になっています」(ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社コールマン事業部)

コットンのような風合いのテックスファイバー素材を採用しており落ち着いた雰囲気の2ルームテントに仕上がった「タフスクリーン2ルーム TX/MDX」。リビングは120cmのテーブルを囲んでも余裕がある。付属ポールでキャノピーを跳ね上げれば居住空間アップ
コットンのような風合いのテックスファイバー素材を採用しており落ち着いた雰囲気の2ルームテントに仕上がった「タフスクリーン2ルーム TX/MDX」。リビングは120cmのテーブルを囲んでも余裕がある。付属ポールでキャノピーを跳ね上げれば居住空間アップ

 寒さ対策だけでなく暑い時期にも配慮しているのはありがたい。しかもルーフフライまで標準装備されており、厳しい日差しによる温度上昇をやわらげるほか雨音を抑えてくれる効果も。

「タフスクリーン2ルーム TX/MDX」は全高が5cm抑えられている(インナーは2cm)がフロアサイズは「タフスクリーン2ルームハウス/MDX」と同じ。定評あるフレーム構造と効率よく循環させて結露を抑えるサークルベンチレーションをいかしたまま、より心地よく過ごせるように進化したのだ。

 一番の進化は「テックスファイバー」生地の採用だ。

 テックスファイバーはポリエステルだがコットンのような風合いで、シャカシャカ音は少なく落ち着いた雰囲気を醸し出す新素材。あくまでポリエステルなのでコットンほどの通気性はないし、火の粉に強いわけではないが、軽さと乾きやすさというポリエステルの優位点そのままだ。これに耐久撥水性にすぐれたテフロンコーティングを施すことで雨に濡れても素早く乾き、撤収もスピーディに完了する。

 リビングに搭載されている3面のメッシュは、テント生地にあわせたカラーメッシュでデザイン性も高い。ファミリーキャンプのビギナーはもちろん、買い換え組も満足するテントに仕上がっている。

●製品仕様
・価格(消費税込):10万3290円
・サイズ:560×340×H210cm(インナー300×250×H173cm)
・収納サイズ:φ35×74cm
・重量:20.5kg
・素材:フライ:75D ポリエステルタフタ(テックスファイバー、UVPRO、PU 防水、シームシール、テフロン撥水) 、インナー:68D ポリエステルタフタ フロア:210D ポリエステルオックスフォード(PU 防水、シームシール)  ポール:アルミ合金(キャノピーポールのみスチール)

コールマン公式サイト

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