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100万回も使える!? 焦げにくさが優秀すぎ!「鉄板マルチグリドル」をキャンパーが愛用する理由

焦げ付きにくいのは独自の「イノーブル加工」

 わずかに中央がくぼんだ「鉄板マルチグリドル」は、炒め物だけでなくちょっとした汁物や揚げ焼きもできる文字通り”マルチ”なグリドル。

自宅の3口コンロに載せた一番大きなフラット 33cm。写真ではわかりづらいが、ほかのコンロを塞がない絶妙なサイズだ。
自宅の3口コンロに載せた一番大きなフラット 33cm。写真ではわかりづらいが、ほかのコンロを塞がない絶妙なサイズだ。

 厚さ4mm、パッと見はごく浅い鉄製の中華鍋のようですが、手にすると驚くほどの軽さ。その理由は鉄ではなくアルミ製だから。アルミに7層ものコーティングを施しており(イノーブルコーティング)焼き面には炭模様を描いています。

 これにより少量の油だけで焦げ付かずに調理でき、使用後はサッとペーパーで拭うだけで8割の汚れが落ちます。炊事場まで持っていかなくてもキャンプサイト内で調理から手入れまで行えるのがイイところ。

 おまけにコーティングが剥がれにくく、100万回以上の摩擦テストをクリア。

 ほかのコーティング同様、強火での使用や、金属製ターナーや硬いタワシの利用は加工が傷つく危険があるのでNGですが、それさえ気をつければかなり長い間気持ちよく調理できます。

●大きさと深さを利用しよう

「鉄板マルチグリドル」は浅めのフラットタイプが直径19cmと直径33cm、今年新たに加わった約4cmくぼんだディープタイプは直径29cm。

 いずれも縁が立っているわけではありませんが、周囲にいくほど高くなっています。熱伝導がいいので中~弱火で熱がまわるものの、それでも火が直接あたる中心部に比べて周囲は少しだけ低くなっています。また、油や水分が中央にたまる構造に。

 温度の違う2枚の鉄板、あるいは鉄板と鍋がひとつに収まっている状態で、この特性を利用すれば洗い物が減るし熱源だってひとつで済むというメリットも。余計なハンドルがないので卓上に出してもOK。盛り皿を用意する必要もありません。

 タフなコーティングであると同時に、このユニークな構造こそが多くのキャンパーたちがこぞって「鉄板マルチグリドル」を絶賛する理由です。

 たとえば炒飯。炒飯は水分が出る野菜や冷凍シーフードなどを先に炒めて取り出してから、卵とご飯を炒め、最後にあわせて炒めますが「鉄板マルチグリドル」であれば具を先に7~8割ほど火を通したら周囲に逃がし、中央でご飯を炒めて最後に全体を混ぜ合わせて炒めれば余計な洗い物は不要となります。

 ジンギスカンみたいにタレに漬けた肉を焼くなんてときも、傾斜を利用すればタレによって煮るのではなく、香ばしく焼けるほか、周辺でパンを温めつつ、中央のアヒージョやチーズフォンデュにディップするなんてことも得意技。

焦げ付きにくく、後片付けが楽ちんだと思うとためらいなく醤油やソース、チーズをかけられる
焦げ付きにくく、後片付けが楽ちんだと思うとためらいなく醤油やソース、チーズをかけられる

●バーナーはもちろん炭火にも対応する

 鍋底全体に火があたる強火はコーティングを傷めかねないので、「鉄板マルチグリドル」の鍋底に火の先があたる中火が限度。

 樹脂や木製のパーツは使われておらず、これをクリアするならバーナーはもちろん、熾火や炭火でも使用可能です。19cmのソロ用モデルをのぞく2モデルはIHにも対応するので、自宅での調理にも重宝します。

 この焦げ付きにくさ、万能さはキャンプだけ・自宅だけで使うのはもったいない。耐久性の高いコーティングでもあることだし、いろいろな場所に持ち出してその恩恵にあずかってみてはいかがでしょうか。

●製品仕様
・鉄板マルチグリドル フラット 19cm
・価格:
・サイズ:約21.5×19cm(持ち手含む)、深さ1.5cm
・重量:約330g
・素材:アルミニウム合金(イノーブルコーティング)
・対応熱源:ガス、直火、炭火など

・鉄板マルチグリドル フラット 33cm
・価格:
・サイズ:約40×33cm(持ち手含む)、深さ2cm
・重量:約1kg
・素材:アルミニウム合金(イノーブルコーティング)
・対応熱源:ガス、直火、炭火、IHなど

鉄板マルチグリドル ディープ
・価格:
・サイズ:35×29cm(持ち手含む)、深さ4cm
・重量:約720g
・素材:アルミニウム合金(イノーブルコーティング)
・対応熱源:ガス、直火、炭火、IHなど

ジェイエイチキュー公式サイト

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