VAGUE(ヴァーグ)

 そんなこんなであっという間に夕方となり、あたりも暗くなってきました。お待ちかねの焚き火タイム。ひとり炎をゆらゆらと眺めながら、日々のストレスが消えていくのを感じます。通常、暗闇において腕時計は最初こそルミノバなどの光で時間を確認できるものの、すぐに蓄光の力がなくなり判読は不可能に近くなります。

 ですが「アウトライアー」を始めとするボール ウォッチは、トリチウムによる化学反応を用いたマイクロ・ガスライトを針やインデックスに備え、自発光するので全く視認性が落ちません。アウトドアだけでなく運転中のトンネル内、暗いバーなど思わぬ時にその恩恵にあずかることができます。

 特に筆者の場合、キャンプで寝たあと無意識に時計を外してテント内で見失いがち。ですが自発光しているため、すぐに見つかるのが便利です。また夜釣りなど、いちいちスマホで時間を確認するのが面倒な場合にも重宝していますね。

  • マイクロ・ガスライトによる自発光により暗所でもはっきりと時刻が見える

●世界を旅するジェットセッターにふさわしいGMT機能を搭載

 ここまでキャンプを中心に使い勝手を確かめてきましたが、最後に「アウトライアー」に込められた一番の機能を忘れてはいけません。それが時針・分針・秒針の次に用意されているオレンジの“第4の針”である、「GMT針」です。

 ローカルタイムとは別に、外国などの第二時間帯の時刻も同時に計れる機能で、海外旅行や出張時にあらかじめ行き先の時刻を設定しておけば、最大3カ国まで計測が可能です。また「アウトライアー」が特別なのは、リューズを引いて針を操作する際にカレンダーへ負荷がかからない仕組みになっていること。

 これはカレンダーとGMTの駆動系が別々なことで実現していますが、初心者でもトラブルを起こしにくい機構になっており、安心のひと言。

  • インナーリングと両方向回転ベゼルの2カ所に24時間目盛りを配置することで、同時に3カ国の時刻を読み取れる
  • リューズ操作によって短針を単独で先送り、巻き戻し可能。分針は連動しないため時刻調整がしやすい

 今回装着してみて、その機能性の豊富さやデザインの美しさを実感しましたが、何よりこれまでのボール ウォッチのテクノロジーを集約した一本であるにも関わらず、ダウンサイジングされた40mmというケースサイズ、そして13.8mmに抑えられた厚みは、日常使いにもハマるということ。

  • ジープ グランドチェロキーに装備を積み込み、アーバンアウトドアの旅を楽しむ

 この夏、遊びに仕事にアドベンチャーな日々を送る予定があるなら、信頼の置ける相棒を腕元に携えたいと思わせる一本でした。

■ボール ウォッチ エンジニア Ⅲ アウトライアー
品番:DG9000B-S1CJ-BK
価格(消費税込):40万7000円
ケース径:40mm
ケース厚:13.8mm
ケース:904Lステンレススティール
ブレスレット:904Lステンレススティール
ガラス:反射防止処理済みのサファイアガラス
ムーブメント:自動巻 自社製キャリバー RRM7337-C スイスC.O.S.C.認定クロノメーター
耐磁性:8万A/m
耐衝撃性:5000Gs
防水性能:200m防水
発売時期:2023年6月予定

スタイリスト:宇田川雄一

 ボール ウォッチを詳しく知りたい方はこちら 

Gallery 【画像】日常とアウトドアをシームレスに行き来する「アウトライアー」の実力を見る(14枚)
三宅隆
三宅隆
VAGUE編集長
1978年生まれ。モノ・ライフスタイル誌等の編集部を経てWebメディア『VAGUE』編集長に就任。スイスで行われる世界最大の時計見本市「Watches & Wonders Geneva」を取材するなど、腕時計からモビリティ、最新家電、アウトドアまで大人の審美眼にかなうモノを幅広く追究。自らもキックボクシング歴17年の非常勤インストラクター(KNOCK OUT GYM)として活動し、ビジネスパーソンにウェルネスを提唱。「自分らしく輝く」ために自らをデザインする前向きな生き方の基準として、心身を整える実践者の視点を交え、自分らしい豊かさへの指針を発信中。

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