VAGUE(ヴァーグ)

●ディテールに宿るフルメタルG-SHOCKのこだわり

  • あえてリューズガードをつけず耐衝撃性を担保した設計に

 金属加工による美しさと堅牢性が見て取れる「GMC-B2100」ですが、高級感と機能性を両立させるうえで、さまざまな工夫が施されています。

 まず特徴的なリューズですが、2100系が持つユニークな八角形フォルムを崩さぬように出っ張りを抑え、スクリューロックをかけた状態なら耐衝撃性も防水性も確保。このリューズも八角形と真円を組み合わせたデザインとし、統一感を持たせています。

  • ケースとブレスレットをつなぐラグを3本構造にすることで耐久性を増している

 さらに、メタルモデルの重量は樹脂モデルの約3倍となるため、落下時の衝撃も重量に比例して大きくなります。

 そこで、あらゆる角度からの落下を想定した耐衝撃のためのアイデアを採用。たとえば衝撃でバンドがケースから外れるような事態を防ぐために、ラグを3本足にして屈強なパイプを通したうえにネジで固定する構造を採用。初号機をフルメタル化した「GMW-B5000」からのノウハウも活かし、モデルごとの適性に合わせたアレンジを施しています。

  • タフソーラー駆動のために色味まで考え抜かれた「GMC-B2100AD-2AJF」

 さらに見どころとしてダイヤルカラーへの挑戦についてもお聞きました。

「今回のチャレンジのひとつとして、新たなダイヤルカラーであるライトブルーを作り出しました。

 G-SHOCKはロングライフを実現するソーラーパワーや長寿命バッテリーの導入を進めており、新作『GMC-B2100』にはタフソーラーが必須のスペックだったため、このライトブルーの色調を合わせることも難点でした。

 透過性のある薄い文字盤の下層にソーラーパネルをセットしますが、文字盤を載せた時に美しさと視認性を両立させる必要があります。さらに樹脂製をベースにカシオ独自のダイレクト蒸着とクリアコーティングを施し、薄いながら表現力豊かな文字盤を作り出すことに成功したのです。透過性が高く、十分にタフソーラーを駆動させることが可能です」(カシオ計算機のご担当者)

■時計ジャーナリストはどう見る?

 さて新作2モデルは、G-SHOCKの中ではどういった立ち位置のモデルになるのでしょうか。時計ジャーナリストの篠田哲生氏はこう話します。

「フルメタルのG-SHOCKというと、最高峰の『MR-G』がありますが、こちらはメタルのハイエンドウォッチを目指すもの。樹脂だったマスターピースをフルメタル化するのは、バリエーションの正常進化といえます。耐衝撃性を担保しながら、高級感を高めるというミッションへの最適解でしょう。

 G-SHOCKは日本が誇るグローバルブランドの一角であり、時計をファッションとして楽しむという文化をつくりあげた立役者でもあります。すでに世界的な知名度を得ているものの、その主役は意外にも110系や2100系のアナログのG-SHOCK。グローバル的にはG-SHOCKとはタフなアナログウォッチなのです。

 そういった文脈からすると、次世代マスターピースであるアナログモデルの「2100」のフルメタルモデルは、高級感とグローバル人気の両方をうまく取り入れたモデルといえるでしょう。

『GMC-B2100』は、ケースやブレスレットの迫力、そしてダイヤルの凝縮感も含めて、G-SHOCKらしさがある。その一方でフルメタルモデルならではの高級感もしっかり楽しめる。

 ビジネスファッションの自由化によって、オンにもオフにもフィールドが広がるスポーツウォッチが人気を集める今、いいポジションを築きそうです」

* * *

 初代G-SHOCKのDNAを受け継ぎ、新たな可能性を広げるフルアナログ&フルメタルでクロノグラフを備えた「GMC-B2100」は、これまで培ってきたチャレンジ精神とタフネスを象徴するモデル。高級感と機能性を兼ね備えた、あらゆる状況でも頼りがいのある大人のG-SHOCKとして親しまれる一本になりそうです。

カシオ計算機 お客様相談室
0120-088925(時計専用)

G-SHOCK「GMC-B2100」シリーズの詳細はこちら!

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三宅隆
三宅隆
VAGUE編集長
1978年生まれ。モノ・ライフスタイル誌等の編集部を経てWebメディア『VAGUE』編集長に就任。スイスで行われる世界最大の時計見本市「Watches & Wonders Geneva」を取材するなど、腕時計からモビリティ、最新家電、アウトドアまで大人の審美眼にかなうモノを幅広く追究。自らもキックボクシング歴17年の非常勤インストラクター(KNOCK OUT GYM)として活動し、ビジネスパーソンにウェルネスを提唱。「自分らしく輝く」ために自らをデザインする前向きな生き方の基準として、心身を整える実践者の視点を交え、自分らしい豊かさへの指針を発信中。

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