FTSとは? “自分の好き”を形にする体験
「既製品では物足りない」「記念日に特別な一本を贈りたい」──そんな人にぴったりなのが、シチズンのカスタムウオッチサービス「FTS」です。
近年、カスタムウオッチが静かなブームとなっています。背景にあるのは、消費の軸が“モノ”から“コト”へと移行している潮流でしょう。腕時計という道具にも、個性や物語性を求める人が増えているのです。
では、腕時計における“コト”とは何か? それは、自分の「好き」や「こだわり」を形にできることに他なりません。そんな時代の空気を読み取るかのように、シチズンが2019年にスタートしたのがFTS(ファイン・チューニング・サービス)です。
かくいう筆者も、サービス開始当初に一本オーダー。文字板や針などのパーツを選ぶ過程のワクワク感は今も強く記憶に残っています。中でも注目したいのが、“りゅうず”のカスタマイズ。
ジュエリー付きの2タイプは、デザインに華を添えるだけでなく、全体の質感を一段引き上げてくれそうです。
より高級感ある一本を求める人におすすめのディテールといえるでしょう。
ベースは万能、信頼のアテッサ「AT8040」
そもそもFTSのベースとなるのは、シチズンを代表する多機能モデルであるアテッサ「AT8040」シリーズです。
電波時計式で、さらに定期的な電池交換が不要なシチズン独自の光発電技術「エコ・ドライブ」を備えるほか、ワールドタイム、パーペチュアルカレンダーなど、日常に役立つ機能が凝縮されています。
特筆すべきは、厚さ9.7mmというスリムさ。スーツにもなじみやすく、シャツの袖口を邪魔しない点は、日常使いの時計として非常に重要です。
さらに、外装にはシチズン自慢のスーパーチタニウム(TM)を採用。軽量かつキズに強く、快適な着け心地を長く保つことができます。
実際、筆者が6年前に手に入れたFTSモデルも、日常的に使用しているにもかかわらず、ケースやブレスに目立つキズはありません。これは、素材そのものの品質の高さを物語っていると言えるでしょう。
時計としての完成度が高く、ベース選びに迷ったらこのモデルをおすすめしたい理由です。
4万通りの組み合わせが生む、自分だけの一本
では実際に、FTSの公式サイトにアクセスしてカスタマイズしてみましょう。選べるパーツは、ケース、文字板、針、バンド、りゅうず、リング。これらを自由に組み合わせることで、なんと約4万通り以上のバリエーションが誕生します。
色や素材の違いによって雰囲気がガラリと変わるため、ビジネスシーンに寄せるのか、カジュアルに振るのかで迷うのも楽しいところ。
たとえば、落ち着いたネイビー文字板に、クラシックなローマンインデックス、ブラウンの革ベルトを合わせれば、トラッドな印象に。逆に、メタリックカラーの組み合わせで都会的なイメージにも仕上げられます。
組み合わせのポイントは、“引き算”の美学を意識すること。あれもこれもと詰め込むのではなく、自分のスタイルに必要な要素だけを選ぶことで、完成度の高い1本に仕上がるでしょう。サイト上で、3Dビューで確認できるのも便利です。
刻印と職人技 完成までの物語も価値になる
FTSのもうひとつの魅力が、裏ぶたへの刻印サービスです。最大23文字までの文字列を刻むことができ、これが想像以上に「効く」のです。記念日、名前、座右の銘――その用途はギフトから自身への節目までさまざま。贈る側も、贈られる側も、忘れられない一本になります。
また、FTSでは、オンラインで自由にカスタマイズでき、注文すれば全国配送料無料で送り届けてくれます。
さらに実際のパーツを手に取って選べる実店舗も展開中。「CITIZEN FLAGSHIP STORE TOKYO」と「CITIZEN FLAGSHIP STORE OSAKA」では、専門スタッフと相談しながらカスタマイズが可能です。
カスタマイズの仕様が決まった時計は、長野県飯田市にある専用ファクトリーにて、FTS専任の技術者が一本一本組み立てを担当。約3週間後、自宅に届くまでの時間も楽しみのひとつとなります。
大量生産では味わえない、唯一無二の所有体験。それこそが、FTSの真価でしょう。
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唯一無二の腕時計を、自らの手で作り上げる体験。その過程で生まれる愛着、届くまでのワクワク感、そして身に着けてからの満足感。シチズンのFTSは、ただのカスタマイズではなく、“時を選ぶ”というぜいたくな体験なのです。







