VAGUE(ヴァーグ)

ランボルギーニで走りを楽しむのなら、Huracán EVOは後輪駆動を選んで正解!

 そもそもウラカンはランボルギーニ史上、販売面で大きな成功を収めた「Gallardo」の後継スーパーカーだ。車名の「Huracán」とは、スペイン語でハリケーンの意味を持ち、歴代ランボルギーニと同じくスペインの闘牛の名前から取ったものだ。

  • 四輪駆動システムが省かれたため、乾燥重量1422kgのEVOに対し、EVO RWDは1389kgと大幅に軽量化している

 最初に登場したHuracánのミドシップに搭載されたエンジンは、新開発の直噴5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンで、最大出力610ps/8250rpm、最大トルク560Nm/6500rpmを発揮。Gallardoと比較し出力、トルクとも大幅に向上していた。

 その後、RWDモデルのHuracán RWDが登場。ミドシップに搭載される直噴5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンは同じながら、若干デチューンさせ、最大出力は580ps、最大トルクは540Nmを生み出す。ただし、最大トルクの75%は1000rpmの低回転域から発生し続ける特性を持つ仕様に変更された。

●最新のHuracán EVO RWDはドリフトも楽しめる

 そして2019年には「Huracán EVO」が登場する。Huracánは2014年の発売以降約4年で1万台以上デリバリーされ、Gallardo以上、つまりランボルギーニ史上もっとも成功を収めたモデルになった。

 その進化系のHuracán EVOは、次世代車両力学制御と空気力学を取り入れ、日々のドライビングに彩りを与え、更なる快適な走りと楽しさを実現するモデルと位置付けられた。

 Huracán EVOのエンジンは、最高出力640ps/8000rpm、最大トルク600Nm/6500rpmを発生。感情を高揚させるパワフルなサウンドを生み出すために、可変排気システムにチタン製空気バルブを採用し、軽量排気システムへと改良がおこなわれた。

 また、Huracán EVOの大きな特徴は、新しいランボルギーニ後輪操舵と4輪に作用するトルクベクタリングシステムと、車両の中心にあり新機能であるランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(以下、LDVI)が搭載された点だ。

 LDVIについて、Huracán EVOローンチ プロジェクト マネージャーであるヴィットリオ・ミラノ氏は次のように説明する。

「たとえば、それぞれの楽器が最高の音を出せるように全体の統括をするオーケストラの指揮者のようなもので、すべてのビークルダイナミクスシステムを直接制御する中央処理装置です。脳が体全体を指揮するように、ドライバーの意図と周囲の状況を考慮し、インプット、運転環境、ドライビングモードの設定などクルマの様々な動きを予測します。

 従来は外部入力に反応して機能するフィードバックロジックを採用していましたが、ドライバーの要求に応じるまでにタイムラグや遅れが生じていました。

 一方、LDVIは車両の望ましい挙動を実現するための各アクチュエーターの動作をLDVIが予測できるフィードフォワード制御というアプローチを採用し、この予測がドライバーに理想的な走行ができるようにクルマをコントロールするのです」

 つまりHuracán EVOは、走りとともに、更に乗りやすさを追求したモデルとなったのである。

 そしてこのRWDモデルとして登場したのが今回のHuracán EVO RWDだ。読んで字のごとく、ミドシップリア駆動レイアウトを採用。

 当然4輪駆動システムが省かれることから、乾燥重量1422kgのEVOに対し、EVO RWDは1389kgと大幅に軽量化された。

 エンジンは同じV型10気筒5.2リッターながら最高出力610ps/8000rpm、最大トルク560Nm/6500rpmと、僅かにパワー・トルクとも絞られた。これは軽量化に伴い、むやみに高い数値を目指すのではなく、自然吸気エンジンによる乗りやすさとドライビングファン、楽しさを追求した結果である。

 それは専用にチューニングされたトラクション・コントロール・システムを採用したことでもわかる。P-TCSと呼ばれるそのシステムは、ドリフトやスライド後の立て直しのタイミングでも適切なトルクを得ることができるのだ。

 通常のトラクション・コントロール・システムの場合、そういったシーンでは急にトルクが遮断され、クルマが完全に安定したのちに再びトルクを発生させるのだが、P-TCSは前もってトルクを発生させ、急激なトルク低下を防ぐため、コーナーを抜ける際トラクションが向上している。

 P-TCSのシステム介入タイミングは、ステアリングのANIMAボタンで選択できる。

 ANIMA自体はEVOに搭載されているものと同じシステムだが、EVO RWD専用にチューニングが施されている。STRADAでは、P-TCSにより後輪のスリップを抑えてあらゆる状況で安定と安全を確保。グリップの低い路面では、P-TCSが先を見越してトルクを管理する。

 そして、SPORTモードでは、P-TCSは運転を楽しむために機能し、加速時に後輪をスライドさせて簡単にドリフト走行を楽しむことができる。その一方、オーバーステアが急激に大きくなると、システムがこれを検知し、後輪に伝わるトルクを制限するため、ドライバーがクルマを完全にコントロールし、安定させることが可能だ。

 CORSAの場合は、後輪のスリップを調整し、コーナー出口で最適なトラクションと敏捷性を得ることができる。ドライバーがクルマのパフォーマンスを最大限に引き出し、P-TCSの介入は以前のHuracán RWDと比べて30%もスムーズになり、コーナー出口のトラクションは20%向上、オーバーステアについては30%向上している。

 そのほかハイブリッドシャシーなどはEVOと共通で、ドライビングを楽しむために失ったものはないといっても過言ではない。

* * *

 このように、ドライビングの歓びに加えてお得なパッケージオプションが選択できるHuracán EVO RWDは、非常にコストパフォーマンスが優れた1台といえる。

 次回では、実際にコーンズ青山のデモカーを試乗したインプレッションをお届けしよう。試乗コースは、絵画館前の銀杏並木や外苑の周回路など、景色も楽しめるコーンズ青山ならではの試乗コースだ。

 また、どのようなオプションを選ぶのが賢い選択となるのかは、3回目となる最終回で詳しくお伝えする予定なのでお楽しみに。

 ちなみに、現在コーンズ青山は、通常の営業時間での営業を再開。新型コロナウイルス感染防止策を徹底しており、予約制での店舗への来店をお願いしているので、Huracán EVO RWDにご興味ある方は、まずは電話でのご予約を。

* * *

●問:ランボルギーニ青山
コーンズ青山ショールーム
所在地:東京都港区南青山2-5-17
TEL:03-5413-2121
営業時間:10:00~19:00(月、火、木、金)、10:00~18:00(土、日、祝日)
定休日:水曜
>>■Huracán EVO RWDについて、さらに詳細な情報へ

●Huracán EVO RWDの関連リンク
■Vol.2:試乗してわかった! ランボルギーニ「Huracán EVO RWD」がオールマイティな理由
■Vol.3:ランボルギーニ「Huracán EVO RWD」のある生活を、いますぐ手に入れよう!

Gallery 【写真】ランボルギーニHuracán EVO RWDの魅力をチェックする(20枚)

page

  • 1
  • 2