ユニークなトゥールビヨンに“チャイム付き”クロノグラフ! 「ルイ・ヴィトン×レジェップ・レジェピ」コラボは驚きの機構が満載
●才気あふれる若手時計師レジェップ・レジェピとのコラボレーションモデル
本年初頭に、著名な独立系ウォッチメーカーと共にタイムピースを製作するコラボレーション・シリーズをスタートすることを発表していたルイ・ヴィトン。
そのトップを飾るプロジェクトとして、アトリエ・アクリヴィアとのコラボによる「LVRR-01 クロノグラフ・ア・ソヌリ」が発表されました。
アトリエ・アクリヴィアを率いるレジェップ・レジェピは1987年コソボ生まれ、業界の超新星としてその名を知られる存在。わずか14歳でパテック フィリップの時計学校の門を叩いた彼は各社で研鑽を積んだのち、2012年に25歳の若さで自身のアトリエを立ち上げた、才気あふれる若手時計師です。
そんなアクリヴィアがルイ・ヴィトンと価値観を共有することで生まれた今回のモデル。まずケースサイズは39.9mm×12.2mm厚、ぽってりとした質感のあるシルエットはヴィトンの名品「タンブール」を再解釈したもの。
傾斜したベゼルによって流れるような美しいフォルムを獲得していますが、これはレジェピが絶対の信頼をおくマスターケースメーカー、ジャン-ピエール・ハグマンが監督する工程で製造されています。

何よりユニークなのはアトリエ・アクリヴィアが今回のために開発した手巻きムーブメント“LVRR-01”。
表面に時刻表示、裏面にクロノグラフ機能を備えたダブルフェイス仕様で、時刻を伝えるフロント側には6時位置には引力の影響から時計精度を解放するトゥールビヨンを搭載。
しかも従来のトゥールビヨンのように1分で1回転するのでななく、歴史的なマリン・クロノメーターの精神に則ってあえて5分で1回転する仕様を採用しています。
さらに負けていないのが裏面のクロノグラフ。スタート・ストップ・リセットは2時位置のプッシャーで操作しますが、なんとここには1分経過するごとにチャイムを鳴らして時間の経過を音で知らせる“ソヌリ機構”を搭載!
経過時間の計測と打刻機構という2つのコンプリケーションの組み合わせを腕時計で実現するのは、時計製造史上初めてとなるもの。
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