VAGUE(ヴァーグ)

なぜ手作りにこだわる? “水面系バスアングラー”が行き着く「ハンドメイド ルアー」の世界 大量生産にない魅力とは?

●“釣れなくても楽しい”ルアーとは?

 塗装がすんだら表面を保護するクリアを吹き、フックや釣り糸を結びつけるためのラインアイなど、リグと呼ばれるパーツを組み付ければ完成です。

 ボディの整形からペイントまで、およそ1カ月かけて完成したプラグたちは、アングラーの手で泳がされることで命が吹き込まれます。

 バスフィッシングは年々難しくなっていますが、「タフな状況でも魚を確実に釣ることのできるルアーを作っていきたい」と説明する青芳さん。

「リグ」と呼ばれる金具やフック(釣り針)をつけて完成。写真のルアーは水を押して飛沫を上げるポッパーと呼ばれるタイプの「サッチモホーン」
「リグ」と呼ばれる金具やフック(釣り針)をつけて完成。写真のルアーは水を押して飛沫を上げるポッパーと呼ばれるタイプの「サッチモホーン」

「同時に、トップウォータープラッガーの多くはスタイルを重視するアングラーが多いので、カラーや仕上げにこだわって“釣れなくても楽しい”ルアーであることも大切にしているんです」と話してくれました。

 水面にバスを誘い出すトップウォータープラグは暖かい季節の釣り。フィールドに行けない冬こそ、手にとって眺めるだけで楽しくなる個性的なハンドメイド・トップウォータープラグを手に入れるのに最適なシーズンなのです

ガウラクラフト

Gallery 【画像】手作りルアーは本当に釣れる? 釣りや工房の様子を写真で見る(20枚)
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