普遍的なクラシックを世界へ 渡辺雅己が仕掛ける「誠実な時計づくり」
では、作り手側はどのような思いでこの時計を生み出しているのでしょうか。30年以上にわたり海外のラグジュアリーウォッチを日本市場に紹介してきた経験を持ち、現在はKIWAME TOKYO ASAKUSAのウォッチディレクターを務める渡辺雅己氏に伺いました。
「現在の日本の時計市場は(高級品の)価格が上がり二極化が進んでおり、少し時計離れが起きているように感じます。一方で、海外のお客さまは日本の技術やプロダクトを非常に高く評価してくれています。だからこそ、私たちは日本をターゲットにするだけでなく、最初から世界へ向けて発信することを見据えていました」(渡辺氏)
その発信拠点として選んだのが、「浅草」でした。
「東京の中でも、古い伝統と新しい技術が折り重なっている『浅草』は、日本のものづくりを世界へ発信する拠点として最も適していると考えました。私たちが目指しているのは、流行に左右されない普遍的なクラシックデザインです」(渡辺氏)
渡辺氏はその豊富な知見を生かし、時計の質感を高めるための的確なアドバイスを行ってきたと言います。
「例えば、浅草の街で使われている色や形をデザインに取り入れることや、先ほど広田さんにも評価していただいた、装着感を高めるためにベルトの芯地をなくすことなどを助言しました。また、製造面では透明性の高い『メード・イン・ジャパン』の品質と安心感を担保しています」(渡辺氏)
また、今後の展開についても渡辺氏は熱く語ります。
「現在、浅草寺をモチーフにした新たなモデルも準備中です。日本のトラディショナルな要素をデザインに落とし込み、長く続くアイデンティティーに育てていきたいですね」(渡辺氏)
そして、ブランドの根底にあるのは「誠実な時計づくり」という揺るぎない哲学です。
「余分な要素や表面的なラグジュアリーを取り除き、誇りを持って誠実な時計づくりをする。それが当社のコンセプトであり、これからも定番として長く愛される存在であり続けたいと思っています」(渡辺氏)
* * *
海外の感度の高い時計コレクターたちが、いち早くその価値に気付き、熱狂的な支持を集めているKIWAME TOKYO ASAKUSA。広田氏も太鼓判を押す圧倒的なケースの仕上げや操作感の良さは、日本のものづくりの神髄を感じさせます。
浅草という土地の記憶を宿し、過剰な装飾をそぎ落とした「棟(MUNE)」コレクション。
確かな品質と誠実な価格設定を貫くこのタイムピースは、ステータスや一過性の流行に流されず、本質的な価値を見極める大人の腕元にふさわしい、頼もしい相棒となってくれるはずです。
製品仕様
「MUNE USUKI(浅黄)/MUNE KUROTSUKI(黒月)」
・価格:9万2400円(消費税込み)
・ムーブメント:日本製 ミヨタ Cal.9039 自動巻ムーブメント(調整済み)
・ケース材質:316Lステンレススチール
・ケース径:38mm
・ケース厚:9.5mm
・風防:内面無反射コーティング(AR)付きサファイアクリスタル
・バンド:イタリア製 本革カーフレザーストラップ(クイックリリース仕様)
・防水性:10気圧(100m)
page


