800馬力超のアメリカンスーパーカーが米国で登場! 最後の「フォードGT」は67台限定で2億3000万円
1967年製の初代フォードGTマークIVをオマージュ
米国フォード・モーターは2022年12月9日、サーキット専用モデル「フォードGT Mk IV(マークIV)」を発表しました。
初代フォードGTは2005年に登場、現行型は2017年に登場した2代目です。初代は限定1500台、2代目は限定1350台の生産で、生産終了することが発表されており、同年10月には最後の公道走行可能なフォードGT「LMエディション」が登場しています。フォードGTマークIVは、最後のサーキット専用モデルとなる予定です。
今回登場したフォードGTマークIVは、1967年に製造されたオリジナルのフォードGTマークIV レースカーをオマージュしています。
従来のフォードGTを超えるパフォーマンスを実現するために、カーボンファイバー製のロングテール、専用チューンが施された800馬力を超えるEcoBoostツインターボ、サーキット専用トランスミッション、空力を強く意識したエクステリアデザインが採用されています。
新型フォードGTマークIVは、カナダ・オンタリオ州マーカムにあるマルティマティック社でハンドメイドされます。限定台数はわずか67台で、車両価格は170万ドル(日本円で約2億3270万円)からとなっています。生産は2023年春から開始される予定です。
開発したフォード・パフォーマンス・モータースポーツのグローバルディレクター、マーク・ラッシュブルック氏は「初代GTマークIVは、サーキットでの最大限のパフォーマンスを得るために何も抑えていませんでしたが、新型フォードGTマークIVも同じようにそれを実現しています」とコメントしています。