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口の中で“とろける”ような極上の味わい 「和心とんかつ あんず はなれ」(銀座)の牛カツ・トンカツは行列必至!?

●最上級A5ランク宮崎牛をトンカツに。こだわり満載のカツを味わう

 東京メトロ、銀座駅のC2.C3出口から徒歩2分ほどの場所にオープンしたばかりの「和心とんかつ あんず はなれ」。泰明小学校から1本道を挟んだ場所にあり、まだ汚れのない、真っ白な長いのれんと白木の壁が、フレッシュさを感じさせます。

 店内に一歩入ると、オープンキッチン、そして長いカウンター。まるで寿司店を思わせるような佇まいです。

あえて、中央の一切れの向きを変えて盛り付けるのがあんず はなれのこだわり
あえて、中央の一切れの向きを変えて盛り付けるのがあんず はなれのこだわり

「和心とんかつ あんず はなれ」の母体は、福岡を中心に展開している「あんずお肉の工場直売所」。2001年から「和心とんかつ あんず」として、福岡や、東京など国内はもちろん、台湾、シンガポール、マレーシアなど海外でも展開しています。

 コロナ禍が去り、海外からの団体旅行客解禁など、今後さらにインバウンド需要が高まることを見越し、世界に向けて最高級のトンカツを発信すべく、銀座6丁目に新しく店をオープンさせたとのこと。

 その店の顔となるのが、最上級A5ランク宮崎牛の牛カツと、高級和豚「とことん豚」のとんかつです。

●A5ランクの宮崎牛と群馬県産高級豚肉「とことん豚」

 店で使用する宮崎牛はA5ランク、等級も10番以上、主に12番レベルの雌牛をセレクト。

「とことん豚」とは、群馬県の榛名で、その名の通りとことんこだわり抜いて育てられた高級豚肉。2種の豚と黒豚を交配し、豊かな自然環境の中、綺麗な水や梅エキスを飼料に取り入れて育てた結果、柔らかな肉質、自然の甘みを感じられるのが特徴です。

 そのほかにも様々なこだわりがあり、お米は自社農場で育てられた福岡のお米「里山ゆうひ」、宮崎県産の大根を天日干しにし、そのまま自家製醤油だれに漬け込んだ「切り干し大根」、新鮮な野菜とフルーツを原料としたソースなど、提供しているもの一つ一つに、おいしさを追求する姿勢が感じられます。

 極上のお肉、そして厳選素材でいただくトンカツ。「和心とんかつ あんず はなれ」の看板メニューを紹介します。

サシが細かく入ったA5ランクの宮崎牛
サシが細かく入ったA5ランクの宮崎牛

●とろけるような滑らかさ。上質な旨みを感じる宮崎牛のサーロインかつ

 まずは宮崎牛サーロインかつ膳。ご飯、お味噌汁、お漬物、サラダがセットになっているほか、卓上には切り干し大根が置いてあります。断面は赤に近い濃いピンク色。そして一口噛み締めると、衣のサクサク感、肉のとろとろの柔らかさ、旨みが一気に口の中に広がってきます。

 宮崎牛のサーロイン肉って、実はこんなに柔らかいの? トンカツと違い、牛カツだからなのか、トロリ滑らか、そしてスッと消えていきます。

 一切れ目はそのまま、2切れ目は卓上にある「大分 なずなの塩」、そして3切れ目はお皿に添えられた、マスタード&レモンで。マスタードを多少多めにつけても、肉の甘みが強いので、マスタードでより華やかなおいしさに感じられます。

宮崎牛サーロインかつ膳10,780円。肉の厚みがありつつも、信じられないくらい柔らかい
宮崎牛サーロインかつ膳10,780円。肉の厚みがありつつも、信じられないくらい柔らかい

●スペシャルな日に味わいたい、宮崎牛シャトーブリアンかつ

 そして、さらにとろける、いや、もはや口の中で溶けてしまう味わいなのが、宮崎牛シャトーブリアンかつ膳。シャトーブリアン特有のきめの細やかさ、柔らかさ、細かいサシから出てくる脂の旨みがうっとりするほどの美味しさ。ステーキとは違い、衣で包まれてあげられているからなのか、肉の旨みがより濃厚に感じられます。

 サーロインでも柔らかくて旨みが素晴らしいと思ったのに、シャトーブリアンになるとまたさらに上の美味しさ。今までの牛カツの概念を覆す、極上の旨み、甘み、香りを堪能できます。

豚ヒレのシャトーブリアンかつ膳5,280円
豚ヒレのシャトーブリアンかつ膳5,280円

●豚肉の最高級部位で作る、豚ヒレのシャトーブリアンかつ

 本来シャトーブリアンとは牛肉の部位の名前ですが、豚肉のヒレの中でも最高級部位だけを使用するため“豚肉の”シャトーブリアン。

 断面はうっすらとしたピンク、一口食べてみると、解けるような柔らかさの中にも豚肉ならではの弾力。そして、トンカツの旨さの一つでもある、脂の部分がじんわり甘く、そしてくどさがないので後味もスッと香りが残る感覚。

 どのトンカツにも言えることですが、厚みがしっかりあるので、肉汁、そして旨みが流れ出さず、肉を噛むごとにジュワッと口の中に広がります。

 ふるふるとした柔らかさながら程よい弾力、サクサクの衣、確かに豚肉だけれど、シャトーブリアンと名付けたくなる理由がわかる。いいお肉で作るトンカツは、こんなにも食感や香り、旨みの広がり方が違うのか、と感じさせられます。

 これまでの3つのお膳に添えられているご飯は、福岡のお米「里山ゆうひ」を有田焼の土鍋で炊いたもの。底のおこげの香ばしさは揚げた衣との相性がよく、個人的にはおこげ多めのバランスで注文するのも良さそうです。

宮崎牛シャトーブリアンかつ膳14,080円
宮崎牛シャトーブリアンかつ膳14,080円

●「宮崎牛ロースかつカツサンド」などテイクアウトメニューも!

 そしてテイクアウトメニューも。「宮崎牛ロースかつカツサンド」は、パンには何も塗らず、ソースにくぐらせた牛ロースかつをサンドしたもの。牛ロースかつを楽しむために余計なものはいらない、ストレートに肉の美味しさで勝負したと言えるサンドイッチです。

 ほかにもテイクアウトメニューには「宮崎牛シャトーブリアンカツサンド」(7480円)や、「豚のシャトーブリアンカツサンド」(2750円)もあります。冷めても美味しい自信があるからこそのテイクアウトメニューです。

木を基調とした落ち着いた雰囲気。奥のカウンターでは揚げているところを見ながら味わうことができる
木を基調とした落ち着いた雰囲気。奥のカウンターでは揚げているところを見ながら味わうことができる

●最上級の牛肉と豚肉のカツは、特別な日、外せない日に最適

 1万円超え、5000円超えなど、いいお値段ではありますが、食べれば思わず納得。銀座だから高い、ではなく、最上級のお肉をはじめとする厳選食材を職人の手で丁寧に作り上げたカツやご飯だからこそ、この値段です。

 この味を知ってしまったら、普段食べに行くトンカツを3〜4回我慢して、ここの1回の食事に当てたい、と思うほど、特別感のある牛カツ・トンカツ。

 誕生日や結婚記念日などのスペシャルな日や、仕事のピークが終わり、自分へのご褒美に、またはクライアントとの会食で、絶対に美味しいお店にしたい、など、美味しいもので満たされたい時、外せない時に、期待に応えてくれるお店としておすすめですよ。

店名:「和心とんかつ あんず はなれ」
住所:東京都中央区銀座6-3-5小池ビル1階
電話:03-6826-2862
営業時間:11:00~22:00(L O21:00)※ランチタイムは11:00〜、平日ランチ限定「あんず膳」は、20食がなくなり次第終了
定休日:年中無休 ※年末年始等は休みとなる場合あり

Gallery 【画像】店内の雰囲気はどんな感じ?「絶品とんかつができるまで」を写真で見る(17枚)
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