VAGUE(ヴァーグ)

「アートを食べよう!」クロード・モネの「散歩・日傘をさす女性」をモチーフにしたアフタヌーンティーのお味とは

「日傘をさす女性」は、どこから食べたらいい?

 メインとなるのが、「散歩、日傘をさす女性」の情景と、10年後に同様の主題で日傘をさす女性を描いた一連の作品から着想を得たというケーキ。

「散歩、日傘をさす女性」は、モネがパリ北西部アルジャントゥイユで生活していたころに描かれた作品で、妻カミーユと息子ジャンと散歩中にふたりを後ろから呼び止めて振り返った瞬間が描かれている。

パラソルはピスタチオクッキー。クリームをディップして食べるのがおすすめ
パラソルはピスタチオクッキー。クリームをディップして食べるのがおすすめ

●フレジェで白いドレスが表現され、草原も再現

 風で膨らみ、振り返る動きで流れるように広がる白いドレスは、フランスで親しまれている苺のケーキ「フレジェ」で表現されている。ケーキの中には、アーモンドスポンジの層と苺の果肉が入ったピスタチオクリームやピスタチオビスキュイの層になっている。バタークリームを使用したピスタチオクリームの濃厚な味わいと苺の酸味のハーモニーが楽しめる。

 日傘は、ピスタチオクッキーでできていて、ケーキのクリームにディップして食べることで味の変化も楽しめる。さらに、風に吹かれて波打つ野原も、ふわふわ食感のピスタチオビスキュイと愛らしい食用花で表現されていた。なので、もちろん食べられる。

 女性の後ろに広がる青空や白い雲は、ペアリングのモクテルで表現。雲のような綿あめをグラスの中に入れて溶かしながら飲んでみると、牛乳ゼリーやマスカットゼリー、ソーダが混ざり合って、ユニークなのどごし。綿あめは、そのまま食べても溶かして食べてもいいそうだ。

 見た目に驚き、味のハーモニーが楽しめるアフタヌーン・エキシビジョン。美術館のテーマ展のように期間限定で新たな絵画がモチーフになるのも興味深い。今回の「パラソル」を五感で堪能できるのは6月末まで。東京のウオーターフロントを一望できるロケーションで食べる絵画を楽しんでみては。

浜離宮恩賜庭園など、東京のウオーターフロントが一望できるロケーション
浜離宮恩賜庭園など、東京のウオーターフロントが一望できるロケーション

●アフタヌーン・エキシビジョン「Parasol(パラソル)」
期間:2022年3月1日~6月30日(平日限定)
時間:14時~/15時~※1日15食限定
場所:メズム東京16階 バー&ラウンジ「ウィスク」
料金:5350円(消費税・15%のサービス料込み)
キャンセル料:前日50%/当日100%

予約:https://www.mesm.jp/restaurant/whisk.html

Gallery 【画像】「アートを食べよう!」印象派巨匠の作品をモチーフとしたスイーツを見る(11枚)
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