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なぜ新型「マツダ2」はフロントマスクを大胆に変えた? 注目は198通りのコーデを楽しめる新グレード「BD」系

オーナーが個性を打ち出せる白いキャンバスのようなBD系

 新しいマツダ2に追加された新グレードBD系は、リーズナブルな価格設定も魅力的な新しいエントリーグレードです。

新型「マツダ2」の「15BD」
新型「マツダ2」の「15BD」

 とはいえ、ツートーンのフルホイールキャップが備わるほか、ボディカラーに合わせた設定される3種類のインパネデコレーションパネルを装備。さらにシート生地も背面におしゃれなメランジ素材を採用するなど、エントリーモデルならではの質素な雰囲気は皆無です。

 さらにBD系の魅力はそれだけではありません。BD系はボディカラーと異なる色も選べるルーフフィルムをオプションで用意するほか、ドアミラーカバーのカラーバリエーションも用意。ボディカラーなども合わせると全部で198通りのカラーコーデから好みの1台を選択できます。

 スケートボード界において、ステッカーなどでドレスアップしていない素の状態のボードを“ブランクデッキ(BLANK DECK)”と呼びます。その頭文字から名づけられたBD系はまさに、オーナーが個性を打ち出せる白いキャンバスのような存在といえるでしょう。

新型「マツダ2」の「15BD(ROOKIE DRIVE架装車)」
新型「マツダ2」の「15BD(ROOKIE DRIVE架装車)」

●デザイナーが厳選したふたつのコンプリート仕様

 とはいえ、ボディやルーフ、ホイールキャップ、インパネなどのカラーを自由に組み合わせられるとなると、どれを選んでいいか迷ってしまう人も多いはず。そこでBD系グレードには、マツダのデザイナー陣が提案するカラーコーデのコンプリート仕様がふたつ用意されています。

「ROOKIE DRIVE(ルーキードライブ)」となづけられたひとつ目のコーディネーションは、走りを楽しみたい、しかも、おしゃれに楽しみたいという人向けの組み合わせだといいます。新しいマツダ2のテーマカラーであるエアストリームブルーにオレンジのアクセントを加え、気軽に走りを楽しめるイメージを訴求しています(ボディカラーはスノーフレークホワイトも選択可能)。

 ちなみにオレンジの部分に使われるカラーは、現行のND型「ロードスター」の30周年記念特別仕様車にボディカラーとして採用されたレーシングオレンジそのものだといいます。

 そしてもうひとつのカラーコーデが、軽やかで心地いいシティポップのようにクルマを楽しむことはできないかとコーディネートされた「CLAP POP(クラップポップ)」。ルーフ、ドアミラーカバー、ホイールキャップ、グリルパネルをホワイトに統一し、ボディカラーとツートーン仕上げにすることで軽やかで楽しい雰囲気に仕立てています。

 その上で、ボンネットフードとリアゲートに控えめなストライプを追加することで、よりスペシャルな雰囲気を表現。ちなみにボディカラーは、ディープクリスタルブルーとプラチナムクオーツを設定しています。

* * *

 近年のマツダ車といえば、エントリーモデルからフラッグシップまで、首尾一貫したデザインと雰囲気で“らしさ”をアピールしてきました。

 しかし、デザインを刷新し、カスタムを楽しめる新グレードを追加した新しいマツダ2には、これまでのマツダ車にない別の魅力を感じられるのも事実です。これが好評を博せば、同じくエントリーモデルであるSUVの「CX-3」など、他のモデルにも同様のコンセプトが投入されるかもしれませんね。

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