VAGUE(ヴァーグ)

冷凍車をサウナに? DIY初心者のためのバンライフ車製作キットも! ”遊べるクルマ”が大集合した「アソモビ」レポート

●薪ストーブとハンモックでチルなひととき

 2023年8月5~6日、千葉・幕張メッセで遊びとモビティティの祭典「アソモビ2023 in Makuhari」が開催されました。大型のバスコンやトレーラー、ガレージブランドのキャンプギアが会場にズラリ。その中から個性的な”遊べるクルマ”をご紹介します。

 まず青森の「カーファクトリー TARBOW(ターボー)」はFIREGRAPHIXのポータブル薪ストーブとハンモックを搭載した「バグトラック パネルバン」を展示。社長の趣味はサーフィンとのこと。

 サーフトリップでは海からあがると助手席を回転させ、そこに座りながら薪ストーブが生む美しい“オーロラバーン”とサイドドアから見える海、そしてプロジェクトで後部パネルに映し出したお気に入りの映像を眺める至福の時間を過ごしているといいます。

 スライド式の椅子兼ベッドを装備していますが、展示車にはハンモックをかけており趣味人の夢がたっぷり詰め込まれています。

海や雪山に出かけたくなる「バグトラック パネルバン」。何の変哲もない軽バンと思ったら大間違い
海や雪山に出かけたくなる「バグトラック パネルバン」。何の変哲もない軽バンと思ったら大間違い

●軽トラが趣味部屋に変身!

 DRIMOブースでは、軽トラに積載するカーゴボックス「BOO3(ブースリー)」公認アンバサダーである笠原サタンさんの車両を展示。

 笠原さんはSUPやカヤックを扱うパドルスポーツショップを運営しており、跳ね上げ式のオーニングに掛けたSUPとパドルが”いかにも”といった様相。

 カーゴ内にはポータブル電源やポータブル冷蔵庫、寝袋という車中泊の人気ギアとともに、カラーボックスを設置しており家っぽさアップ。
軽トラのアオリ部分を利用し、キッチンとしているのも楽しいポイントです。

海や雪山に出かけたくなる「バグトラック パネルバン」。何の変哲もない軽バンと思ったら大間違い
海や雪山に出かけたくなる「バグトラック パネルバン」。何の変哲もない軽バンと思ったら大間違い

●電動ウインチを利用するから重いバイクも楽に積み込める

 フォレストオートファクトリーは話題の「FAFエブラー モトベース」を展示。

 福祉車両をベースとして、車椅子の積載に利用するスロープと電動ウインチをそのまま使うので、限られた車内空間に重いバイクを押し込む手間がかかりません。

 展示車両は車内にベッドを装備しているので、ハンドルをたためるモトコンポが精一杯ですが、ベッド不要ならもう少し背の高いバイクの積載も可能です。

電動リフトにより簡単に重い荷物を出し入れできる。アウトドア用のゴツいカートに重いテントやクーラーボックスを載せて出し入れするなんていう使い方もできそう
電動リフトにより簡単に重い荷物を出し入れできる。アウトドア用のゴツいカートに重いテントやクーラーボックスを載せて出し入れするなんていう使い方もできそう

●DIY初心者のためのバンライフ車製作キット&ワークショップ

 バンライフに憧れるけれどDIYの知識も工具もない。そんなDIY&バンライファー入門希望者のために、老舗ビルダー「RVランド」と「住友商事」は、バンライフ車製作キット「ditto」を発表。現在先行販売中だといいます。

 ハイエースバンの中古車から気に入った車両を選び、床や壁、キャビネットなどのキットを取り付けていくだけで自分だけの車両が生まれます。

 キットはクルマにあわせてカットされているし、色や素材は希望のものから選べるのが面白い。

 もっとも工具の扱い方すら不安なDIYビギナーもいるし、住宅街の駐車場では作業しづらい場合もあるでしょう。そのため「ditto」の価格は車両とキットだけでなく、1泊のワークショップ参加費込みというからありがたいですね。

中古ハイエースバンを自分好みに仕上げるDIYキット。壁や天井は1枚の板で、取り付け穴等も刻まれているという。木製なのでフックを付けたりペイントしたりしてカスタムも可能だ
中古ハイエースバンを自分好みに仕上げるDIYキット。壁や天井は1枚の板で、取り付け穴等も刻まれているという。木製なのでフックを付けたりペイントしたりしてカスタムも可能だ

●日本初! 大型トレーラーハウスのレンタルサービス

 続いて2階建ての超大型トレーラーハウス「FAKE TRAILER」がお披露目されました。総床面積45m2だからちょっとしたマンション並みの広さ。

 1階はエアコン完備の広いワンルーム、ヘッド側にあるちょっとしたバルコニー脇の階段を上れば心地よい風を受ける屋上へ。

 この贅沢な空間は販売もしますが、1日25万円でレンタルも可能。往復の輸送、設置サービス付きなので野外イベントでの控え室や店舗、事務所などいろいろな使い方ができそう。

大迫力トレーラーハウスのレンタル開始。移送・設置サービスもある(出張費等別途料金が必要)ので「運転できない」という不安とは無縁だ
大迫力トレーラーハウスのレンタル開始。移送・設置サービスもある(出張費等別途料金が必要)ので「運転できない」という不安とは無縁だ

●冷凍トラックがサウナトラックに!?

 車両にサウナストーブを設置したサウナカーが話題ですが、神奈川・葉山をベースとする「37TRUCK」は最高100℃のサウナルームと、最低-30℃の冷凍チルルームを1台のトラックに盛り込んだ「サウナトラック」で来場者にととのう体験を提供していました。

 冷凍トラックをベースにしており、後部ドアから乗り込みセルフロウリュでじんわり汗をかいたら、隣のチルルームに飛び込む。どこにいても、どんな場所でも最高のととのう体験ができるというわけです。

1台にサウナルームと冷凍チルルームを備えた「サウナトラック」。薪代、スタッフ人件費、関東近辺交通費込みで1日22万円でレンタル可能だ。土日・祝日にかぎり時間貸しも可能で、2時間4名まで1万3500円
1台にサウナルームと冷凍チルルームを備えた「サウナトラック」。薪代、スタッフ人件費、関東近辺交通費込みで1日22万円でレンタル可能だ。土日・祝日にかぎり時間貸しも可能で、2時間4名まで1万3500円

●電動バイクと自転車の二刀流バイクも

 会場内にはクルマだけではなく、ユニークな乗り物も展示されていました。たとえば和歌山発の「glafit」の「GFR 02」。こちらは、電動バイクとして公道を走るにはナンバーが必要です。

「GFR 02」は折りたたみ自転車ですが、オプションのモビチェン(自転車と電動バイクの切り換え機構)を装備すれば、ナンバーを見せることでメーターがオンとなり電動バイクに。反対にナンバーを隠すとメーターオフとなり自転車となります。

 シーンによって簡単に電動バイクと自転車に切り換えられる「GFR 02」は、法的に認められた唯一の二刀流だとか。電動アシスト自転車とは違い、最高速度は30km/h以上とパワフルだし、重量約20kgでクルマに積み込むことも可能。

国内初の二刀流バイク「GFR 02」。家庭用コンセントで2〜3時間でフル充電
国内初の二刀流バイク「GFR 02」。家庭用コンセントで2〜3時間でフル充電

 また、ビンテージのエアストリームを扱う「エアストリームライフ」は、ラジオフライヤーに被せるとエアストリームっぽくなる「ミニストリーム」を無料レンタルでPRしていました。キャンプ小物を載せるほかペットカートとしても使用でき、ペットたちが窓から顔を出した様子はかわいすぎると大人気!

 一風変わった乗り物が集まったアソモビ。ちょっと乗ってみたくなる魅力にあふれたクルマばかりでした。

Gallery 【画像】会場にはおもしろカーがズラリ! ユニークな趣味のクルマを写真で見る(22枚)
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