大阪から名古屋までの移動は“のぞみ号一択”じゃない!? 新幹線よりも「快適に」「格安に」移動する選択肢とは
高速バスなら時期や時間によっては2000円以下で可能
これら近鉄特急の所要時間は、東海道新幹線のぞみ号の新大阪駅−名古屋駅間49分に比べ1時間以上多くなることから、太刀打ちできないのでは?と思う人がいるかもしれません。

しかし先に挙げたように、ミナミからは新大阪駅までの移動と乗り換えに25分程度かかるため、のぞみ号利用での実質的な所要時間は1時間15分程度となり、すぐ最寄りの大阪難波駅を始発とする近鉄特急との差はぐんと縮まります。
さらに運賃と特急料金の合計は、ひのとりで4990円から、アーバンライナーで4790円からと、のぞみ号よりも格安です。
そしてポイントとなるのが、移動の快適さです。
「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとしたひのとりは、レギュラーシートでもシートピッチ116cmのゆとりが特徴です。
またレギュラーシートに700円プラスして「プレミアムシート」を選べば、横3列シートの見晴らしのいいハイデッカーで、移動の時間そのものをいっそう楽しむことができます。
アーバンライナーも、プラス530円の「デラックス」は横3列の一人がけで、横5人がけの新幹線とは次元の異なる快適性を提供します。
このあたりは「新幹線よりも時間がかかること」を逆手にとった、旅のスタイルの提案であり、それが多くの利用者の支持を集めているのです。
そしてこれらの指定席券は、発車の直前まで指定席券がオンライン購入可能というのも、利便性にひと役買っています。

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もう一方の新幹線のライバル、高速バスは、なんといっても「価格の安さ」が魅力です。
大阪駅(梅田)−名古屋駅間には、西日本JRバス、JR東海バス、名阪近鉄バス、WILLER EXPRESSなどが高速バスをひんぱんに運行しています。運賃はバス会社、購入時期によって異なりますが、2000円を大きく下回る水準で利用することも可能です。
所要時間は直行便でも3時間前後で、JR東海道本線の利用と肩を並べますが、高速バスはひんぱんに停車するストレスもなく、また乗り換えの手間もありません。このくらいの時間であれば、車内でひと眠りしているうちに到着するという感覚ではないでしょうか。
さらに変わり種として大阪駅(梅田)を22時30分に出発し、名古屋駅に5時44分に到着する夜行バス「青春大阪ドリーム名古屋」も設定されています。
途中、千里ニュータウン、京都駅、岐阜駅などを経由しますが、そのままではあまりにも早い時間に到着してしまうことから、途中のSAで長時間停車して時間調整を行います。
運賃水準は日中の高速バスよりも高めですが、早朝から1日をフルに使えること、夜間を移動にあてることで「1泊分」の宿泊費を節約できることから、満席になることも多くなっています。
このように大阪−名古屋間は、新幹線以外にも、ラグジュアリー向け、エコノミー向けの選択肢が用意されています。ふだん新幹線で移動している人も、ほかの移動手段に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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