横浜に来たら必ず寄りたい“隠れ家洋食店”『洋食 狐狸庵』(横浜・阪東橋)のきめ細かい美味しさにハマる理由とは?
店名の由来は?
横浜市南区にある「横浜橋通商店街」といえば、昭和からの古き良き雰囲気と、さまざまな国の人たちが買い物を楽しむ賑やかな場所。その商店街の近くにありながらも、静かで落ち着いた、まるで隠れ家のような雰囲気の洋食の店があります。それは「洋食 狐狸庵(こりあん)。
一歩中に入ると、落ち着いた色合いの壁や調度品、大きなカップボードや絵画など、洋館のような雰囲気です。
「ご縁があって現在の場所で始めました。最初は和風の造りで、座敷席もあったんですよ」と話すオーナーシェフ。横浜の有名な北欧料理の店など複数の店で働いたのちに独立、1982年にオープンしたとのこと。

店名の由来を聞くと、
「父が考えたようなものですね。狐とタヌキは化けると昔から言われてきました。料理も同じように、いろいろな形に加工して変わって、お客様を驚かせて楽しませることができたら、という思いを込めてつけてくれました」
だから狐とタヌキで「こりあん」。なるほど!
シェフが作る、上質な美味しさの洋食に、きめ細やかなサービス。隠れ家風だからこそ、あまり有名になって混雑してほしくない、このままの穏やかな雰囲気でいてほしい、と願ってしまう、狐狸庵のおすすめメニューを紹介します。
牛100%の味はもちろん、彩りも美しい「ハンバーグステーキ」
ランチタイムの「ハンバーグランチ」は、パンまたはライス付き。+900円で、サラダ、コーンポタージュ、コーヒーまたは紅茶がセットになります。
創業以来親しまれている、ドゥミグラスソース・フライドオニオン添えの「オールドスタイル」、たっぷりキノコの「きのこソース」、ドゥミグラスソースにガーリッククリームと一粒ローストを添えた「ガーリッククリーム」、大根おろしときのこで生姜醤油の「和風ソース」、4つのソースから選べます。
ハンバーグのサイズも160gの他、ミニ110g、1.5倍の240gの3種からセレクト可能。(ミニの場合、ソースはオールドスタイルのみ)。狐狸庵一番人気の料理です。

「ハンバーグステーキは牛100%、タマネギは飴色になるまでよく炒めたものを合わせています。ハンバーグにかけているドゥミグラスソースは創業当時から継ぎ足しで作っているソースで、完成までに大体2ヶ月ほどかかっているんですよ」
この日の付け合わせは、ブロッコリーとニンジンのグラッセ、そして薄切りポテトのグラタンにラタトゥユ。彩りもとても美しい一皿です。
そして狐狸庵に食べにきたら絶対に頼むべきなのが、+900で追加オーダーした中の一品、ポタージュスープ。思わずホッと、癒されてしまう美味しさです。
「ポタージュも私にとって自慢の一品ですね。生クリームと、たっぷりのコーン、とろみをつけるのにフランスパンを使っているんですよ」
滑らかで、香りもよく、優しい味わいのコーンポタージュ。ランチタイムなのに、ゆったりした時間が流れます。
ドゥミグラスソースの旨みを堪能するならこちらも「ビーフシチュー」
「肉は国産牛のほほ肉です。これも作るのに2日くらいかかります。赤ワインや香味野菜で約2日間漬け込んで、その後焼き目をつけたのち、じっくりと煮込んでいきます。大体3時間くらいですね」
だからこその、ナイフを入れた瞬間、ふわっと、すっと刃が入っていきます。ゼラチン質のところもプルプル。口の中に入れた瞬間、ドゥミグラスソースの旨みと一緒に溶けていくような、ほほ肉が一気にほどけていくような感覚です。

そして、ビーフシチューにもハンバーグと同じくラタトゥユが添えられています。
「うちのラタトゥイユはトマトソースなどは入れず、ズッキーニやナス、パプリカ、タマネギなどを味付けしたものになります」
なので野菜自体の持つ色が鮮やかに。もちろん、ドゥミグラスソースとの相性もバッチリです。
ディナータイムにはこれをマストで!「魚介類のクレープ包みグラタン」
「クレープの中にはカニと天然にエビ、ムール貝、ホタテ貝などが入っています。このメニューも創業当時からある料理で、以前お世話になったお店のメニューをアレンジしたものなんですよ」
クレープの周りには、パスタやブロッコリー、ほうれん草やニンジンなどが生クリームソースと一緒に。
クレープにナイフを入れると、魚介の香りがふわっと漂います。カニやエビ、貝などそれぞれのおいしさはもちろんのこと、生クリームソースがとにかく絶品。
メインで肉料理を頼む際は、これをアラカルトで頼みたい! いや、これをメインで白ワインと一緒に楽しみたい! 食べていて幸せな気持ちになる一品です。

「私の料理に対する思いは『愛情を込めて』。ですね。私が修業時代、帝国ホテルの料理長の村上さんが私に『功ちゃん、料理は愛情だよ。 愛情を込めてやればいいんだから』と言っていただいたんです。 それからもうずっと。手を抜かずにもうずっと作っているんですよ」
シェフ自身は帝国ホテルで働いた経験はないのですが、帝国ホテルでかつて働いていた先輩方に仕事を教わっていたことから、元帝国ホテル総料理長の村上氏とも交流があったとのこと。偉大な人からの教えを、今も守り続けています。
現在ディナータイムは予約のみ。前日までに電話での予約が必要です。
「美味しいものをお出しするので、お客様が食事の時間を楽しんでもらえれば嬉しいですね」と話すシェフ。
テイクアウトで販売しているスペアリブもかなり人気が高い、ということなので、次回はディナータイムに来て料理を堪能した後、テイクアウトでスペアリブを買って帰りたいと思います!
「狐狸庵(こりあん)」
住:神奈川県横浜市南区真金町2-17-3
TEL:045-252-7752
営:11:30〜14:00(LO13:30)、17:00〜21:00(LO20:00)※ディナータイムは予約のみ
休:日曜、月曜、祝日
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