「えっ、コンパクトカメラなのに3億円超え!?」名機「M3」のベースとなった 歴史的な“75年前のライカ”とは
名機「M3」のプロトタイプがオークション登場
オーストリアのオークションハウス、「ライツ・フォトグラフィカ・オークション(Leitz Photographica Auction)」が2024年11月23日、オーストリアのホテル「ブリストル」でオークションを開催しました。

ライツ・フォトグラフィカ・オークションは、ライカカメラ社の公式オークションハウスとして年2回開催されています。
すでに20年を超える歴史があり、世界中のヴィンテージカメラやカメラ関連アクセサリーの愛好家に認知されています。
45回目の開催となる今回は、「ライカM3」誕生から70年を記念する年ということもあり、M型ライカをはじめ数多くのヴィンテージライカが出品されました。
なかでも注目されたのが、「Leica M prototype(ライカ M プロトタイプ)」です。
1954年、M型初のライカとなるライカM3が発売され、Mシリーズとしてもっとも商業的に成功した名カメラですが、Mプロトタイプは、このライカM3の最も初期に作られた完全なプロトタイプで、1948年から49年にかけて作られました。
オークションに登場したMプロトタイプは、製造番号などは付けられておらず、刻印もありませんが、バックドア、カメラシャーシ、ベースプレートを含むすべての部品が手作業で機械加工されており、このカメラに固有のものです。
ボディは最終版のライカM3よりも2mm短く、シャークスキンタイプのバルカナイトで覆われています。このカメラには、特別なストラップ ラグ、外部フィルム カウンター、独特な形状の巻き上げレバー、ファインダーとレンジファインダー ウィンドウを囲むフレームの「フラット」スタイルなど、どの量産ライカにも見られない数多くの特徴があります。
出品された1台は美しい状態を保っており、完全に機能します。
レンズは番号なしの Mマウント Elmar 3.5/3.5cmが付属。さらにプロトタイプの露出計が付属しており、形状はライカ メーターに似ていますが、構造はまったく異なります。
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ライカの歴史上最も重要なカメラの1台であるライカMプロトタイプ。落札予想価格は60万ユーロから70万ユーロ(日本円で約9526万円から1億1113万円)とされていました。30万ユーロからスタートしたオークションは、最終的には204万ユーロ(3億2388万円)まで跳ね上がり、落札されました。
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