なぜ話題に!? 躍進を遂げる注目の国産時計ブランド「大塚ローテック」と日本有数の製造メーカーがコラボした理由とは
●知る人ぞ知る名門「ミネベアミツミ」の極小ボールベアリングを採用!
そして、この新作ウォッチ「5号改」でぜひ注目してほしいのが、ふたつの極小ボールベアリング(ボール軸受)。
スケルトン構造の文字盤なので、その存在と動作がハッキリ見える。ひとつが文字盤6時位置の、1分間に1回転するスモールセコンドディスクの中心軸にセットされ、滑らかにこのディスクを回す直径1.50mmという世界最小のボールベアリング。
そしてもうひとつが文字盤8時位置にセットされ、時ディスクに直接接触している、このモデルのために新たに設計・開発・製造された直径2.5mmのボールベアリング。
1時間に2回、ジャンピングアワー表示のように瞬時に切り替わる時、ディスクを滑らかに回転させる。こちらは、片山氏の「直径2.5mmサイズ」というリクエストに応えてこの時計のために新たに設計・製造・開発されたもの。どちらも長野県・軽井沢にある同社の工場で熟練の技術者の手作業で組み上げられている。

「ミネベアミツミ」製のこのふたつの極小のボールベアリングこそ「5号改」の“隠れた製品テーマ”であり、その魅力の中心だ。
ミネベアミツミは、モノづくりをしている人、特に製造業の設計製造に関わった人なら絶対に知っている、日本を代表する、日本が世界に誇る超優良・有力企業。
記者会見でも同社の代表取締役会長兼CEO:貝沼由久(かいぬま・よしひさ)氏も語っておられたが、誰もが同社の製品にお世話になっている、というか、スマートフォンを筆頭に生活に欠かせない工業製品に同社の機械&電子部品が組み込まれて、その性能を地道に支えている。
たとえばスマートフォンに内蔵されているカメラのフォーカス(ピント合わせ)機構や手ブレ補正(OIS)には同社製のカメラ用アクチューエータが、電子基板にはバッテリーの過充電、過放電および過電流を保護するアナログ半導体が、そのほかコネクタやスイッチなども、スマートフォンには組み込まれている。
そしてボールベアリングは、1951年に創業した同社のルーツとなる機械部品。何兆個ものボールベアリングが、さまざまなモノに組み込まれ、私たちの快適な生活をサポートしてくれている。
目に見えるかたちなら、旅行用のトランクの車輪やスケートボードの車輪、エアコン、掃除機、ATMや切符改札機械など多種多様な社会のインフラなどにも使われている。そして同社が得意とするのが、直径22㎜以下という極小サイズのボールベアリング。この分野で同社は何と世界で約60%以上のシェアを持つ。
しかも、極小サイズのボールベアリングの中でも、同社が圧倒的なシェアを誇っているのが、現代の高度なコンピュータ社会を支える不可欠で最重要な社会基盤、巨大なデータセンターのサーバーコンピュータに組み込まれている超精密電子機器「ハードディスク」の、スピンドルモーターの軸受やヘッドの回転軸に組み込まれているベアリング。
データを記録する記録ディスク(プラッタ)は毎分数千から数万回転という超高速で回転していて、その軸受やそこからデータを読み出すヘッド部分の軸受には、ナノメートル(100万分の1mm)レベルの精度が要求される。この分野だと同社のシェアは世界の約80%以上。
このHDDの記憶ディスクを回すモーターに使われているベアリングは21世紀に入ってから深溝玉軸受けでは無く、流体軸受けと言われる特殊な軸受け構造。この軸受けは圧倒的な機械加工精度が求められ正にミネベアミツミの本領が発揮される軸受けの分野だ。

●「ボールベアリングが好きなんですよ」
腕時計に使われるボールベアリングといえば、機械式モデルの自動巻きローターの中心軸というのが定番の使い方。
それ以外の軸受には視覚的にも美しい、工業的に製造される宝石、人工ルビーの単結晶を使うのが一般的だ。
だが大塚ローテックの片山次朗氏は、このモデルの原型である2012年の「5号」から、自動巻きローターではなく、サテライトアワー機構などに、ルビー軸受ではなくボールベアリングを使ってきた。
つまりこの「5号改」は、世界の時計愛好家が絶賛する「ウォッチビルダー(時計の作り手)」の片山次朗さんが主宰する、世界が注目するウォッチ・マイクロメゾン「大塚ローテック」の最新作であると同時に、世界最高のボールベアリングメーカー「ミネベアミツミ」の真髄であるボールベアリング。
その“機能美”をいつでも楽しめるスペシャルアイテム。あなたも一度、ボールベアリングとその魅力について考えてみては。
なお、第1回の抽選販売は公式サイトから3月1日18時〜23時に応募できる。また、2月6日から東京都渋谷区にある「WITH HARAJUKU 1F エントランス」で製品展示も行われるので、気になる方は足を運んでみてはいかがだろう。
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