夏の北海道旅行に最適! JR乗り放題にピーチ機内1000円分利用券がついた“オトクなきっぷ”が登場 U25ならさらに格安
どれくらいオトクになる? 計算してみた
この共通のフリーエリアに加え、個別のフリーエリアとして、ひがし北海道フリーパスでは石北本線の「新旭川駅〜網走駅」、石勝線の「追分駅〜新得駅」、根室本線の「新得駅〜根室駅」、釧網本線の「東釧路駅〜網走駅」という、道東をカバーするすべての路線が指定されています。
一方、きた北海道フリーパスは、宗谷本線の「新旭川駅〜稚内駅」、留萌本線の「深川駅〜石狩沼田駅」が加わる形です。
ではこのフリーパスを使うと、どのくらいおとくになるのでしょうか。

日本最東端の駅である「根室駅」、最北端の駅である「稚内駅」で、試算してみましょう。
新千歳空港には、午前中だけで成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港、仙台空港の各空港からPeachの便が到着します。
そこでお昼前くらいに新千歳空港駅から出発すると考えると、根室駅までは「南千歳駅〜釧路駅」の特急「おおぞら5号」を軸に、前後で区間快速と普通列車を乗り継いで、約6時間40分、運賃と指定席特急料金(通常期、以下同)の合計はおとな1万1770円となります。
ひがし北海道フリーパスは2万810円なので、往復するだけで元が取れる計算です。
一方、同様に新千歳空港から稚内駅までは、札幌駅まで区間快速、続いて特急「ライラック17号」「サロベツ1号」を乗り継いで約6時間15分、おとな1万1770円です。
きた北海道フリーパスは1万6670円なので、こちらも余裕で元が取れることになります。
さらにPeachの機内利用券が加わるため、お得額はさらに大きくなります。飛行機で新千歳空港入りしてJRで最東端、最北端を目指すなら、このフリーパスを利用しない手はないでしょう。
もちろん、このように「フリーエリアの端から端」の旅行を考えなくても、それぞれ特急を適宜活用しながら3〜4都市を回ってもいいでしょうし、フリーエリアだからこそ、ふだんは下車しない途中駅で降り大自然を満喫する旅行のスタイルも、費用を気にせずプランニングできるはずです。
またおとなよりも安いU25であれば、より短い旅程でも元が取れるため、目的を絞っての旅行も視野に入るのではないでしょうか。
※ ※ ※
なお冒頭で北海道の観光シーズンについて触れましたが、これらのきっぷの発売期間は2026年4月1日(水)までで、利用期間は8月10日(日)〜19日(火)、12月28日(日)〜1月6日(火)をのぞき、ひがし北海道フリーパスが4月4日(土)、きた北海道フリーパスが4月3日(金)までとなっています。
夏から秋、そして北海道らしさを存分に味わえる冬にかけての旅行も、このふたつのフリーパスを活用してみてはいかがでしょうか。
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