IWCの「ポルトギーゼ」に3つの複雑機構を凝縮した新作とは? 妖艶なブラック×ゴールドが魅せる限定モデルの真価
3つの複雑機構を凝縮、IWCの技術と美学を象徴する人気モデルの最新作
初代モデルの誕生は1939年、 数あるIWCのタイムピースの中でも最も歴史が古く、また最も長い人気を誇るコレクションとして知られるポルトギーゼ。
愛好家の心をとらえて離さない理由は、航海用計器からインスピレーションを得たシンプルなダイヤルと洗練された造形、そして技巧を凝らした数々の複雑機構にあります。
こうした伝統を受け継ぎつつ、現代ならではの技術で進化させたコレクションとしてリリースされているのが、今回紹介する「ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ」です。

フライング・ミニッツ・トゥールビヨン、レトログラード式の日付表示、そしてフライバック・クロノグラフという3つの複雑機構をひとつに集約し、機能美と詩的な時間表現を見事に融合させたモデルです。
心臓部として搭載するムーブメントは自社製キャリバー89900。6時位置のフライング・トゥールビヨンには停止機構が組み込まれており、秒単位での精密な時刻合わせができるようになっています。またアンクルとガンギ車にはシリコン素材を採用、さらにダイヤモンドライクコーティングを施すことで摩擦を低減し、約68時間というロングパワーリザーブを実現しています。
加えて9時位置にはレトログラード式カレンダー、12時位置にはフライバック・クロノグラフにより計測された時間と分を伝える積算計を搭載。実用性の高い機能と、機械式時計ならでは視覚的な楽しさを提供します。
漆黒のダイヤルとゴールドが織りなすドラマティックなコントラスト
これまでも魅力的なバリエーションを展開してきた「ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ」ですが、今回の限定モデルではなんといっても、オブシディアン(黒曜石)を思わせるダイヤルと、IWCオリジナルの18Kゴールド合金・Armor Goldというドラマティックなコントラストが魅力的。

漆黒のダイヤルは60にも及ぶ工程を経て作られるもので、透明ラッカーによる15層もの塗装を重ねることによって奥行きと美しいツヤを獲得しています。
ケースに用いられているArmor Goldは、従来のゴールド合金と比べて格段に硬度が高く、優れた美観を長く維持できることも特長のひとつ。耐久性を両立します。
ストラップは、イタリア・サントーニ社製のブラックアリゲーターを採用。ダイヤルの色調と呼応する豊かなツヤとしなやかさが、腕元にさらなる風格を添えてくれます。
またシースルーバックから姿を覗かせる、キャリバー89900の美しい装飾も見どころのひとつ。コート・ド・ジュネーブ装飾とペルラージュ装飾で彩られたムーブメントと、18Kレッドゴールド製ローターの芳醇な輝きは、いつまで眺めていても見飽きないほどです。
IWCならではの技術と世界観が結晶したこのモデルは、世界で100本のみのリミテッドエディション。機械式時計を愛する楽しさをあらためて感じさせてくれる、魅力あふれる1本です。
製品仕様
「IWCシャフハウゼン ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ」
・型番:IW394009
・価格:不明(他媒体にて「2309万4500円」との記載あり)
・ケースサイズ:43.5mm径・15.9mm厚
・ケース:18K Armor Gold
・ダイヤル:オブシディアンカラー(15層ラッカー塗装)
・ガラス:ドーム型サファイアガラス(両面反射防止)
・ムーブメント:自動巻き IWC自社製キャリバー89900
(秒針停止機構付きフライング・ミニッツ・トゥールビヨン、レトログラード日付表示、フライバック・クロノグラフ)
・防水性能:3気圧防水
・駆動時間:パワーリザーブ約68時間
・ストラップ:サントーニ社製ブラックアリゲーターストラップ、18K Armor Gold製フォールディングクラスプ
・限定数量:100本
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