「03」版の「X」が誕生

　四角の中に丸がすっぽりと収まるアイコニックなケースデザインでブランドの顔となっている「BR-03」コレクションに、機能的かつ大胆デザインなディテールを備えた進化版モデル「BR-X3」が登場となりました。

　ベル＆ロスのアーバンラインで展開していた「BR-X5」の系譜を、プロフェッショナルラインの「03」で受け継ぐモデルで、そのダイヤルにはデイトとパワーリザーブ表示を搭載。

　それらの表示を「X」字型を描くフレームで囲んでおり、こちらは「BR-X5」にはなかった特別なデザインとなっています。

　素材とカラーの違いで2モデルが登場し、忍者のような「ブラックチタニウム」と、アメコミヒーローのように精悍な「ブルースティール」の2本にてラインナップ。

　軽量な「BR-X3 ブラックチタニウム」（124万3000円 消費税込）のグレート2チタン製ケースには、マイクロブラスト加工を施しマットな質感を与え、プロフェッショナルの時計らしい質実剛健としたムードが漂います。

　ダイヤルのベース面はマットブラックで、ブラックのラバーストラップはところどころがオープンワークとなっており、デザイン性とともに快適な通気性を確保するもの。

「BR-X3 ブルースティール」（97万9000円 消費税込）は、航空宇宙の世界観からの着想により鮮やかなブルーのサンレイダイヤルが印象的な一本。

　スティール製のケースには、天面をマイクロブラスト加工、エッジをポリッシュとする仕上げ分けを施し、その美しいフォルムを一段と強調する仕掛けに。

　さらにデザイン性と立体感を高めているのが、ベゼル外周とサンドイッチ構造のケース四隅の装飾ピラーを彩るブルーアルミニウム。陽極酸化処理によるこのブルーはアポロ11号クルーのフライトスーツの“接続システム”の色と素材に通じるものなのだとか。

　ストラップはブラックと同じくくり抜きを施したブルーのラバーストラップとなっています。

　ムーブメントは共通して、ケニッシ社が手がけた自動巻BR-CAL.323キャリバーを搭載しており、COSC認定の高精度や、約70時間ものパワーリザーブ性能を発揮し、5年間の保障付き。

　9時位置にパワーリザーブ表示を備えますが頻繁に愛用していれば「E」に達することはあまりなさそう。デイト表示は扇形に前後の日付も表示されデザイン的なアクセント効果も。

　60分を刻むフランジの細かな目盛りからは、ベル＆ロスが原点とする航空機の計器類のテイストを感じられることでしょう。

　いずれもサファイアクリスタルによるシースルーバックの裏蓋を備え、防水性は100m。

　ブランドのアイコンである四隅のネジ止めも健在で、ダイヤル中心を向いたマイナスのネジ山は今作においては「X」の文字にも見えてくるのではないでしょうか。

製品仕様
「BR-X3 ブラックチタニウム」
・価格（消費税込）：124万3000円
・ムーブメント：キャリバー BR-CAL.323 自動巻き
・パワーリザーブ：約70時間
・ケースサイズ：幅41mm、厚さ13.30mm
・防水性：100m

「BR-X3 ブルースティール」
・価格（消費税込）：97万9000円
・ムーブメント：キャリバー BR-CAL.323 自動巻き
・パワーリザーブ：約70時間
・ケースサイズ：幅41mm、厚さ13.30mm
・防水性：100m