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なぜ軽自動車も観光バスもスタックしないの!? 世界的にも珍しい 波打ち際の砂浜をドライブできる「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ってみた

走行するのに注意すべきポイントは?

 さて、この千里浜なぎさドライブウェイを楽しむもっともポピュラーなルートは、金沢市方面から能登半島へのドライブの道中での立ち寄りでしょう。

波打ち際を観光バスが走る姿を見ることができるのは、日本でここだけ
波打ち際を観光バスが走る姿を見ることができるのは、日本でここだけ

 金沢市方面から能登半島へは、のと里山海道の利用が王道ですが、のと里山海道をいったん今浜ICで流出し、なぎさドライブウェイを走ってから千里浜ICで流入するルートであれば、距離をロスすることもなく、千里浜のドライブを満喫することができます。

 しかしもうひとつのおすすめは、午後遅い時間帯からの夕日見物です。千里浜の西側は日本海で、晴れた日の夕方にはさえぎるものない水平線に落ちていく夕日を存分に楽しむことができるからです。

 さて、このように「ここならでは」の楽しみがある千里浜なぎさドライブウェイですが、やはり自然に近い道路環境だけに、知っておくべきポイントがいくつかあります。

 まず強風で波が高いときなどは、危険回避のため通行止めの措置がとられることです。

 千里浜なぎさドライブウェイは「今浜口〜柳瀬口」「柳瀬口〜千里浜IC口」「千里浜IC口〜千里浜北口」の3区間に分かれていますが、悪天候時は全区間、もしくはそれぞれの区間で個別に通行止めとなります。その情報についてはインターネットの「石川みち情報ネット」でリアルタイムに更新されるので、訪ねる前に確認しましょう。

 つぎに海水浴シーズンの規制です。海水浴場が開設される時期には「最高速度」「車両通行帯」「駐車帯」が指定され、違反すると道路交通法違反で摘発される可能性もあります。

 また“道路”部分以外ではスタックの可能性がゼロではないことにも注意が必要です。波打ち際に近づきすぎると、柔らかくなった砂にタイヤをとられ、動けなくなることがあります。また逆に陸側の砂が白くなったところは含水量が少なく、ふつうの砂浜に近いコンディションとなり、スタックの可能性が高いことをおぼえておきましょう。

 一方、交通事故にも要注意です。千里浜ではスマホで停めたクルマの写真を撮るため、スマホの画面を注視したまま周囲を確認せずに車道部分に出てくる人もいます。

 波打ち際にクルマが停まっていたら、人の飛び出しを警戒し、できるだけゆっくり走るようにしましょう。

千里浜の西側は日本海で、晴れた日の夕方にはさえぎるものない水平線に落ちていく夕日を存分に楽しむことができる
千里浜の西側は日本海で、晴れた日の夕方にはさえぎるものない水平線に落ちていく夕日を存分に楽しむことができる

 そして愛車への配慮も欠かせません。

 千里浜を走ると、クルマの下回りに塩を含んだ砂が付着することは避けられません。また風の強い日は、風で巻き上げられた海水がクルマに付着します。これらはただちにクルマに影響を及ぼすものではありませんが、長期間放置すると、サビの原因となります。

 千里浜をドライブしたら、できるだけ早めに、下回りも含めた洗車をお勧めします。

Gallery 【画像】一度は走ってみたいね! 日本で唯一「波打ち際を走れる観光道路」を見る(15枚)
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植村祐介
植村祐介
ライター&プランナー
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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