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セイコー、ついに“本物のパンダダイヤル”を作る!? タレ目、耳、笹の葉、そして「ササメーター」まで搭載

正真正銘の“パンダウォッチ”を本気で作ったらこうなった

 白いダイヤルに黒いサブダイヤルを組み合わせたクロノグラフは、その配色から“パンダダイヤル”と呼ばれてきました。ところが、「世の中のパンダウォッチは、実はパンダに似ていないのではないか」と疑問を抱いたのが、セイコー プロダクトデザイン部の酒井清隆氏です。

 そこで、パンダ好きも納得する“真のパンダウォッチ”を目指し、パンダらしさを構成する要素を徹底研究。その成果として誕生したのが、「<セイコー パワーデザインプロジェクト>コレクション2 限定モデル」HHK001PとHHK002Pです。

 ラインナップは、王道の白黒配色を採用したホワイトダイヤルのHHK001Pと、生まれたての赤ちゃんパンダをイメージしたピンクダイヤルのHHK002P。もともとは「power design project 2024 専用すぎる腕時計展」で発表された“パンダ好き専用腕時計”を商品化したもので、今回新たにピンクモデルが加わりました。

タレ目のサブダイヤル、耳に見立てたプッシュボタン、笹の葉を模した針など、パンダらしさを徹底的に時計へ落とし込んでいる。
タレ目のサブダイヤル、耳に見立てたプッシュボタン、笹の葉を模した針など、パンダらしさを徹底的に時計へ落とし込んでいる。

タレ目、耳、笹の葉。“パンダらしさ”を時計の機能に落とし込む

 最大の見どころは、単に白黒で仕上げただけではないこと。クロノグラフのサブダイヤルはパンダの“タレ目”を思わせる形状とし、6時位置には鼻と口をデザイン。12時側に配した2つのプッシュボタンにはくぼみを設け、パンダの耳に見立てています。

 ダイヤルには放射状の型打ち模様を施し、パンダのフサフサした毛並みを表現。さらに時分針は、パンダの好物である笹の葉を模した形状に仕上げられています。

 そして極めつけが、通常なら“タキメーター”と呼ばれる外周目盛り。笹にちなんで「SASAMETER(ササメーター)」と表記されています。名称こそユニークですが、機能は通常のタキメーターと同じ。1kmを通過するのに要した時間から時速を読み取れます。

 メーカーの説明によれば、仮にパンダが全速力で2分間走った場合、最高時速とされる30km/hを計測できるとのこと。実際に使う場面はまずなさそうですが、ここまで徹底して“パンダ”を時計機能へ落とし込んだ遊び心には脱帽です。

本作のデザインを担当したセイコー プロダクトデザイン部の酒井清隆氏。
本作のデザインを担当したセイコー プロダクトデザイン部の酒井清隆氏。

裏ぶたには哀愁漂う“パンダの背中”まで

 こだわりはダイヤルだけにとどまりません。ダイヤルと同系色の牛皮革ストラップには、毛並みをイメージして一部にスエード調素材を採用。腕元まで“フサフサ感”を意識した仕立てです。

 さらに裏ぶたには、後ろ姿のパンダを大胆にデザイン。小さなしっぽまで描かれ、その上には「LIMITED EDITION」の文字が入ります。表から裏まで、パンダというモチーフをこれでもかと貫いた一本です。

 ムーブメントはクオーツのキャリバー8T61で、1/5秒計測・60分計のストップウオッチ機能を搭載。ケースはステンレススチール製で、日常生活用防水を備えます。

 限定数量は、ホワイトダイヤルのHHK001Pが世界3000本(うち国内300本)、ピンクダイヤルのHHK002Pが世界2000本(うち国内200本)。いずれも価格は8万3600円(税込)で、発売予定日は11月7日です。

 今年1月には上野動物園からジャイアントパンダがいなくなり、日本では数十年ぶりに“パンダ不在”となりました。だからこそ今、腕元で愛でるパンダという選択肢に、思わず心が動く人も少なくなさそうです。

裏ぶたにはパンダの哀愁漂う後ろ姿としっぽをデザイン。しっぽの上には「LIMITED EDITION」の文字が入る。
裏ぶたにはパンダの哀愁漂う後ろ姿としっぽをデザイン。しっぽの上には「LIMITED EDITION」の文字が入る。

製品仕様
「<セイコー パワーデザインプロジェクト>コレクション2 限定モデル」
・品番:HHK001P/HHK002P
・価格(消費税込):各8万3600円
・ムーブメント:クオーツ キャリバー8T61
・精度:平均月差±15秒
・ストップウオッチ機能:1/5秒計測・60分計
・ケース:ステンレススチール(一部グレー色めっき)
・ストラップ:牛皮革
・ガラス:ハードレックス
・防水性能:日常生活用防水
・ケースサイズ:外径43.0mm、厚さ14.6mm
・限定数量:HHK001P 世界限定3000本(うち国内300本)/HHK002P 世界限定2000本(うち国内200本)
・発売予定日:11月7日(土)

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三宅隆
三宅隆
VAGUE編集長
1978年生まれ。モノ・ライフスタイル誌等の編集部を経てWebメディア『VAGUE』編集長に就任。スイスで行われる世界最大の時計見本市「Watches & Wonders Geneva」を取材するなど、腕時計からモビリティ、最新家電、アウトドアまで大人の審美眼にかなうモノを幅広く追究。自らもキックボクシング歴17年の非常勤インストラクター(KNOCK OUT GYM)として活動し、ビジネスパーソンにウェルネスを提唱。「自分らしく輝く」ために自らをデザインする前向きな生き方の基準として、心身を整える実践者の視点を交え、自分らしい豊かさへの指針を発信中。

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