時針は“月”、分針は“宇宙船”!? ベル&ロス「BR-03」が宇宙を旅する999本限定モデルに
月は時針、宇宙船の機首は分針
ベル&ロスが発表した「BR-03 スペースミッション」は、宇宙の風景そのものを時刻表示にした新作です。地球、月、宇宙船を配した文字盤。一見すると宇宙を描いた絵柄ですが、月と宇宙船は時刻を示す目印でもあります。
読み方の鍵は、月と宇宙船。地球と月をプリントした透明ディスクが12時間で1周し、その月の位置で「時」を示します。一方、「分」を示すのは文字盤を周回する宇宙船の機首。基本は一般的な2針時計と同じで、地球を時針として読むわけではありません。
宇宙船の姿は、ダッソー・アビエーションが開発した宇宙船コンセプト「ヴォルテックス」がモチーフ。単なる飾りにとどまらず、時刻を伝える道具として文字盤に組み込まれています。背景にはブラックアベンチュリンを採用。星空を思わせるきらめきの上で、時の経過とともに風景が変わる仕掛けです。

先行アストロから変わった月の役割
ここで注目したいのが、2025年発表の「BR-03 アストロ」との違い。アストロは火星が時、月が分、人工衛星が秒を示す構成でした。対してスペースミッションは、月が時、宇宙船が分を担当。秒表示は備えず、時・分の2表示にまとめています。
つまり、新作はアストロの文字盤に宇宙船を追加しただけではありません。月の役割を分から時へと変え、読み取る目印を組み直したモデル。宇宙という共通の題材でも、表示を担うモチーフが変われば、眺め方も変わります。
航空機のコックピット計器に着想を得た、BR-03の四角いケースと丸い文字盤。その輪郭を生かしながら、内部には空の先へ広がる風景を配置しました。計器を見る感覚に、窓の向こうを眺める楽しみを重ねたデザインといえるでしょう。
41mmのブラックセラミックに収めた999本限定作
ケースは幅41mm、厚さ10.60mm。微細なビーズによる表面加工を施したブラックセラミック製で、反射防止加工のサファイアクリスタルと100m防水を備えます。内部には自動巻きの「BR-CAL.325」を搭載し、パワーリザーブは54時間。
ストラップはブラックラバーに加え、交換用のブラック合成ファブリックも付属します。世界限定999本で、価格は74万8000円(税込み)。宇宙の意匠を楽しむだけでなく、いつもの時針と分針が何に置き換わったのかを知ると、この小さな風景を眺める時間も変わりそうです。
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