焚き火台「solo stove」の高火力を活かす新発想の料理用五徳
複数用意して重ねればひとつの炎で保温と焼き物が両立
solo stoveは二次燃焼による美しくパワフルな炎が評判の焚き火台だ。井上金物の代表でありキャンプを楽しむ大澤さんもsolo stove「レンジャー」愛用者で、その高火力ゆえ調理が難しいと感じていたという。
この問題を解消すべく開発したのが「SHINOBI RING R」。脚付きの丸い焼き網のようにも見えるが、中央に穴が空いており、ここから薪を投入できるという仕組み。高さも「レンジャー」の火力を考慮し、バランスよく仕上げている。
「レンジャー」は直径38cmで、その縁に「SHINOBI RING R」を載せるというシンプルな使い方となる。
ほかのsolo stoveでもいえることだが、「レンジャー」のトップの縁は取り外しができて専用スタンドを内側に収納できるようになっている。「SHINOBI RING R」はトップの縁に載せられる直径33cmだが、「レンジャー」の中に入る絶妙なサイズ。名前の“SHINOBI”とは「レンジャー」の中に忍ばせられるという意味が込められているのだ。
「焚き火台に載せて使う、焚き火台の内部に収納するという2点を両立するには精密な寸法で製造しなければいけません。それにレンジャーの火力に耐えるには線材の太さが必要で、重量と線材の太さ、形状を探し出す工程が大変でした」(大澤さん)

●いくつも重ねることで火力を調整できる
「SHINOBI RING R」のユニークな点はこれだけではない。単品での販売だが複数用意して2段、3段と重ねることで、強火と弱火、保温など段ごとに火力が変わる。1台の焚き火台で調理の幅がぐんと広がるのだ。
「レンジャー」にもオプションで五徳(鋳物鉄板付き)が用意されているが、これは鋳物鉄板で調理することに特化しており、網焼きをするにはコツが必要なのは変わらないし、もちろん重ねることはできない。
本体に載せるだけで「レンジャー」の高火力を適切な熱に変える「SHINOBI RING R」。今後はより直径50cmのsolo stove「ボンファイヤー」用も開発予定というから楽しみだ。
●製品仕様
・価格:4840円(消費税込)
・サイズ:本体φ337×H100mm、ハンドルφ19×H310mm
・重量:本体840g、ハンドル140g
・素材:ステンレス
・対応焚き火台:solo stove「レンジャー」、NAFCO「フレイムストーブMAX」
VAGUEからのオススメ
マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】