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「世界初!!」カーボンファイバーのバッグやスーツケースを生み出したテクノモンスターとは【ブランドの旅】

イタリアのモノづくりに大切なこととは?

 ジャコモ氏は、Made In Italy 協会の代表も務めています。

「多くの大手ブランドがコスト削減のために人件費が安い国で商品を生産している。このままではイタリアならではの物作りの文化や技術が廃れてしまう」

ファスナー部など、ドライカーボンにレザーを縫い付けるには、チタン製の針が必要とのこと
ファスナー部など、ドライカーボンにレザーを縫い付けるには、チタン製の針が必要とのこと

 そう考えた彼は、いかに安く大量に作るかではなく、いかに素材を厳選し技を駆使した物を作るかを追求しています。ハイスペックなカーボンファイバーに手仕事のぬくもりを加えることで、そのステージをさらに上げようと考えました。

 パーツの組み立てや磨く作業など人の手を使う工程を多く含み、さらに「ミラノに長年伝わる技法」でハンドルにステッチを加えるという大量生産の真逆を行く「貴重な一点」を作り出したのです。

本物の一枚板を使った贅沢なトロリー
本物の一枚板を使った贅沢なトロリー

●「これでなくては」と思わせる圧倒的アイテム

 テクノモンスターでは、カーボンファイバーに本物の木を組み合わせたり、スワロフスキーを散りばめたりと、芸術性の高いアイテム作りにも長けています。

 わたくし自身も海外出張に行く際には同社のスーツケースやトロリーを使っていますが、空港やホテルでのチェックインの際に「素敵なケースですね!」と声を掛けられ、会話が弾むことも多々あります。

 重い荷物も「手を添えるだけ」的な感覚でスムーズに運べるので、映画の主人公になったような優雅な気分で姿勢よく街を歩けるのも楽しく。「もう他のスーツケースは使えないな」と毎回感じています。

 製品の性質上、決して安くはないアイテムが多いテクノモンスターですが、時計専用のアタッシュケースであったり、葉巻専用のボックス、ワイン専用のバッグなど、「多くの人に幅広く」ではなく、使う人、使われるシチュエーションを限定的にすることで「そうそう、こういうものを探していたんだよ」と熱狂的に喜ばれるアイテムを作るのに長けています。

「そつなく、無難に、幅広く」ではなく一点突破型。この思い切りの良さこそがこのブランドの魅力であり、生き残りのための鍵なのではないでしょうか。これからも目が離せない存在です。

Gallery 【画像】嘘のように軽く頑丈なテクノモンスターの製品を見る(12枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

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