ベントレー新型「ベンテイガEWB」は「ミュルザンヌ」の後継モデルだった! 世界初のウェルネスを目指したリアシート装備とは
「ベンテイガEWB」は「ミュルザンヌ」の後継モデルである
ベントレーから「ベンテイガ」の5番目のモデルが発表された。その名は「ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース(EWB)」。ラグジュアリーSUVの開祖たるベンテイガにホイールベースを延長したロングボディが加わったのは、ドイツのプレミアムブランドが中国向けにセダンにロングボディをラインナップさせたのと同じ理由からなのだろうか。
ベントレーから発表されたリリースに、とても気になる内容があった。それは「ミュルザンヌの後継にふさわしい最高のリアキャビン」というものだ。つまりベンテイガEWBはSUVでありながら、至高のリムジンであった「ミュルザンヌ」の跡目を次ぐモデルであると位置づけられていたのである。
ロールス・ロイス「カリナン」やメルセデス・マイバッハ「GLS600」の例を持ち出すまでもなく、グジュアリーSUVがいまやショーファードリブンカーとして使われていることは周知の事実である。
ベントレーの調べによると、ベンテイガのオーナーの82%が普段遣いとして日常的に使用し、74%がタウンユースであるという。これまでどちらかといえばドライバーズカーとして認知されていたベンテイガだが、猛追してくるコンペティターに刺激されるカタチでEWBを追加してきたとも考えられる。
●ベンテイガEWBのシート設定は3タイプ
ホイールベースが2995mmから3175mmへと180mm延長されたベンテイガEWBは、当然ながらリアシートがハイライトとなる。ちなみに全長は5322mmとなった。
シート設定は4シートと5シートに加え、4+1シートが加わった。この4+1シートではリアの左右席を16とおりにシート調整が可能な上に、ヒーターやベンチレーターはもちろんのこと左右独立の5種類のマッサージプログラムなども装備。また、中央席には大人が余裕で着席できるゆとりもある。
注目は4シートの「ベントレーエアラインシートスペシフィケーション」だ。22とおりのシート調整が可能である上、シートが40度までリクライニングできる。このリクライニングの角度はタッチスクリーンリモートで操作する。
リアシートを最大まで倒した「リラックスモード」では、助手席が一番前まで移動し、後席にはカーペットとレザーで装飾されたフットレストが展開する仕組みとなっている。
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次ページでは、さらにベンテイガEWBのリアシートについて詳しく解説しよう。
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