おしゃれの基本「ネクタイの本当の話」100円から数十万円の価格差はどうして?
人の手による手わざが加わったネクタイの素晴らしさとは
ネクタイを作り上げる際に人の目と手で状態を確認しながらの作業が入っているものは、仕上がりの美しさや締め心地に差が出ます。ネクタイには芯地が入っていることが多いですが、その芯地は表地のシルクとは柔らかさも厚みも違います。質感の違うものを組み合わせてネクタイを作るには、人の手による微調整が不可欠です。
また、高級なネクタイの大剣または小剣の裏側に見える、輪っかになった糸(たるみ糸)はネクタイの背骨ともいえるものでネクタイの形を美しく保つ役割を果たしますが、大量生産のネクタイにはこのたるみ糸は存在しません。

●「ブランド物=高級・高品質」とは限らない
一般的に有名なブランドのネクタイであれば無条件で高品質か、というと実はそうではない、というケースもあります。ネクタイ専業ブランドではなく、様々なアイテムを幅広く展開しているブランドの場合は、「ネクタイは〇〇工場、スーツは××工場」という形で実際の生産を下請けの会社に依頼しているケースが少なくありません。
ネクタイについても有名な工場があり、同じ工場内のあちらのラインではあのブランド、こちらのラインではまた違うあのブランド……という形で大量に作られているという現状があります。ブランドの知名度ではなく、そのブランドがどのような姿勢でその商品を展開しているかを知ることも高品質なネクタイに出会うために必要な要素といえます。
●何のためにネクタイを締めるのか
今回は、ネクタイの素材そのもののクオリティや、かけられる手間暇の多さ、作り手の姿勢に応じてその価格も変動するという点をお伝えしました。中には一本数十万円のアイテムもありますが、そうした品はコレクターズアイテム的な立ち位置であったり、希少性の高さ、突出した芸術性に魅力を感じる方に必要とされるものであったりします。
「締めなくてはいけないから(やむなく)締めるもの」、「自分の魅力を引き立てるツールとして」、「相手への敬意や真心を伝えるためのアイコンに」……様々な価値観の方々に様々な目的や理由で身につけられているアイテム、ネクタイ。あなたも一度、ネクタイの役割を見直してみませんか?
■銀座HIKO
●アクセス
・所在地:東京都中央区銀座2丁目8-17 ハビウル銀座II 2F
地下鉄「銀座」駅「A13出口」から徒歩3分、JR有楽町駅から徒歩6分
https://www.hiko.co.jp
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