大容量&クラス最小ボディで“電気から自由になる”
発売されたばかりのJackery(ジャクリ)の「ポータブル電源1500 New」は、1536Whの大容量と2000Wの高出力を兼ね備えています。
それに加えて大幅なサイズダウンにまで成功。充実のスペックで、早くも新世代の定番ポータブル電源(以下、ポタ電)として話題となっています。
今回は、そんな気になる最新ポタ電の使い心地を、フォトグラファーのTAKUMAさんがチェック。
撮影だけでなく、屋外ロケをより快適にしてくれるアイテムを試すため、古き良き時代の“ワーゲンバス”ことフォルクスワーゲン タイプ2の遺伝子を受け継ぐBEVの「ID. Buzz」に「1500New」を載せ、モデルのMANAさんとベイエリアのマリーナへと向かいました。
撮影の前に、まずは「1500 New」の基本スペックを紹介しましょう。
バッテリータイプは安全性が高く長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池で、定格出力は2000W(最大瞬間4000W)、容量は1536Whとなっています。
2000Wという出力は一般家庭用コンセントの1500Wを超えるパワーがあるため、エアコンや高出力な電子レンジにも使用でき、複数の家電を同時に使ってもブレーカーが落ちる心配がないのがうれしいポイントです。これはスマホの充電なら約79回、電気毛布なら18時間使用できる計算となります。
1500 Newを充電するのに必要な時間は、家庭用ACコンセントの場合1時間で約80%。
およそ1時間半でフル充電となり、専用アプリから「緊急充電モード」を選択すれば、最短80分間でフル充電が可能となります。
ロケ中の電源確保が必須な仕事柄、多種多様なポタ電に触れてきたフォトグラファーのTAKUMAさんは、「軽くてコンパクトなのでラゲッジへの積み込みがスムーズなのがうれしかったです。普段は災害の備えのために家に置いておきたいので、積み降ろしが楽っていうのはけっこう大切なんです」と、1500 Newの第一印象を話してくれました。
「1500 New」の寸法は、ハンドルを畳んだ状態で幅330x高さ221x奥行き242mmとなっており、1000Wh~1500Whクラスで最小サイズ(※1)を実現しています。
それだけでなく、2023年に発売された同クラスの旧モデル「1500 Pro」と比べると、約44%もの小型化に成功。重量も14.5kgと、1500 Proの17kgに比べると、はっきりわかる差を生んでいます。
(※1)2025年9月時点 1000Wh~1500Wh帯双方向インバーター搭載のリン酸鉄モデルにおいて(Jackery調べ)
大容量ポタ電があれば休憩時間はここまで豊かに
TAKUMAさんとMANAさんを乗せたフォルクスワーゲン「ID. Buzz」が冬空のマリーナに到着すると、さっそく撮影が始まりました。
曇りの早朝で光量が控えめなため、TAKUMAさんはモデルとクルマを照らすため2つのストロボを用意しますが、1500 Newはもちろん、ストロボの2台同時使用を難なくこなします。
海を背にポーズを変えていくMANAさんの姿を、快調なリズムでTAKUMAさんはカメラに収めていきます。
一息ついたところで、体を温めるためコーヒーブレークをすることに。
1500 Newに装備されるUSB出力ポートは、タイプCが2つ、タイプAが1つ。
AC出力は3つで、さらにシガーソケット出力も装備するなど文句なしの充実ぶり。
USBではスマホやノートPC、ゲーム機などを充電可能で、3つのAC出力ポートでは車載冷蔵庫や電動自転車といったコンセントを使う家電などにも電力を供給できます。
各ポートは同時使用が可能なので、最大7つのデバイスを使用できるというわけです。
電気ポットで湯を沸かし、ドリップタイプのインスタントコーヒーを手早く用意するMANAさん。
電気ポットは比較的消費電力(W数)の大きい家電の代表ですが、膝にかける電気毛布と同時に使用してもまったく問題なし。寒空のなか薄手の衣装を着こなすMANAさんも暖かそうです。
「ポタ電を使いこなせるか不安でしたが、シンプルで直感的に操作できるので簡単。いつものインスタントコーヒーも、海辺で入れたてを飲むと信じられないほどおいしくてテンションがアガります!」とMANAさん。
「撮影の合間にカフェを探して休憩することが多いですが、現場でさっとお湯を沸かしてブレークすれば、モデルと作り上げてきた良い緊張感が崩れにくいですね。温かいコーヒーがあるだけで、スタッフみんなが笑顔になれたのはすぐにお湯を沸かせるポタ電と電気ポットのおかげです」(TAKUMAさん)
コーヒーを飲み終えたら、海風に吹かれたヘアスタイルをドライヤーやヘアアイロンでケア。自宅で使い慣れた家電アイテムを持ちこんでそのまま使えるのも、1500 Newの真骨頂です。
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