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時代の変化にデザインと技術の革新で挑む! キャデラックが加速させた「クルマの進化」その歴史【PR】

価値観の変化と技術の進化に挑み続けたキャデラック

 2022年に創業120周年を迎えた「キャデラック」は、革新的デザインとたゆまぬ技術革新で、いつの時代も他をリードする存在であり続けてきた。

 そんなキャデラックが変革期を迎えたのが1960年代だ。第二次大戦後のアメリカは、政治の世界だけでなく経済の面でも世界的な大国となっていた。なかでも自動車は“強いアメリカ”をイメージさせるステイタスシンボルであったことから、各メーカーは大きくゴージャスなモデルを次々とマーケットへ投入。アメリカは“自動車大国”の名声をほしいままにしていた。

 しかし1960年代に入ると、人々の志向の多様化から新たな価値観を持つクルマが求められるようになる。また、空力性能や安全性能など、それまでの車種にはない新たな技術要件の導入も必須となっていくのだ。

 ここからは、そうした時代のすばやい変化にキャデラックがどのように対応してきたのか、デザイン、技術の両面から振り返ってみたい。

  • キャデラックは絶え間ないデザインと技術の革新で時代の急速な変化に対応してきた

●オイルショックが引き金となったグローバリズム化への対応

 1948年に導入した“テールフィン”で1950年代のアメリカ車のデザイントレンドを打ち立てたキャデラックだが、1960年代に入ると少しずつその舵を切る。自ら先鞭をつけた巨大なテールフィンや過剰なクロームメッキによる装飾を控えめにしていくのだ。

 そんな新時代を象徴するモデルが、1965年に登場した「ドゥビル」と1967年に誕生した「フリートウッド エルドラド」だろう。

 前者は2ドアのエレガントなスタイルで圧倒的な存在感を放ったモデルであり、従来は大きく堂々としていたテールフィンは時代の要請に合わせて流麗なラインにアレンジされていた。

 一方の後者は、キャデラックで初めて前輪駆動方式を採用したパーソナルクーペだ。ボディサイズは全長5.6mオーバー、全幅2mオーバーの堂々たるもので、搭載するV8エンジンは初期の7リッターからモデル末期には8.2リッターまで拡大されるなど、ボディと排気量の大きさで“強いアメリカ”を象徴する存在となった。

  • 1965年に登場した「ドゥビル」は2ドアのエレガントなスタイルで圧倒的な存在感を放ったモデル。テールフィンは流麗なラインへとアレンジされた
  • 1967年登場の「フリートウッド エルドラド」は、キャデラック初の前輪駆動を採用。大きなボディと大排気量エンジンで“強いアメリカ”の象徴に

 こうしたデザインの変革は、世界の高級車ブランドに多大な影響を与えただけでなく、多くのユーザーからの支持を獲得。1973年には過去最高の販売台数を記録するなど、この時代のキャデラックはビジネス面においても成功を収める。

 しかし1970年代に入ると間もなく逆風が吹き荒れる。オイルショックだ。その結果、アメリカ車にもダウンサイジングと省燃費が求められるようになる。

 そんな消費者マインドの変化にいち早く対応したのもキャデラックだった。当時のラインナップで最もコンパクトかつ低燃費、さらに、ヨーロッパの高級車にも対抗できるだけの性能を備えた「セビル」を1975年に発表する。

 初代セビルのデザインは、それまでのキャデラックに比べて引き締まったフォルムが印象的で、新しい時代の到来を予感させた。コンパクトになったものの、キャデラックならではの内外装の優雅さ、華やかさは依然として健在だった。

 そして1979年に登場した2代目セビルは、前輪駆動の採用により限られたボディサイズでも優れた居住性を確保。またそのデザインは、新時代の高級車像を打ち出すエレガントなものとなった。

  • 当時のラインナップでもっともコンパクトかつ低燃費だった「セビル」。1979年に登場した写真の2代目は、前輪駆動の採用で優れた居住性を確保した

 オイルショックをきっかけに、自動車業界にはグローバリズム化の波が押し寄せ、1980年代に入るとヨーロッパ車や日本車がアメリカ市場でも勢力を拡大していく。そうしたライバルに対抗すべく、キャデラックは世界に通用するモデルの開発を進めていった。

 デザイン面においてこうした動きが顕著となったのは、1980年代後半に登場した「アランテ」だ。余分な装飾を排したプレーンなルックスは、デザインを手がけたカロッツェリアのピニンファリーナらしさを感じるものであり、当時のキャデラックのデザイナー陣に多大な影響を与えることになる。そして1992年には、同じくクリーンなラインでまとめられた4代目セビルが登場、キャデラックのデザインは新境地に達する。

  • 1980年代後半に登場した「アランテ」は、余分な装飾を排したプレーンなルックスが特徴。その誕生は当時のキャデラックのデザイナー陣に多大な影響を与えた

●イノベーションとクラフトマンシップが調和した最新デザイン

 1999年、キャデラックは新しいコンセプトカー「イボーク」をお披露目、新たなデザインコンセプト“アート&サイエンス”を打ち出した。その特徴であるエッジの効いたボディライン、ゆるやかなカーブを描くボディパネル、幅が狭く縦長のヘッドランプ&リアコンビネーションランプといった要素は、キャデラックの新たな個性を創出することになる。

 このアート&サイエンスという新コンセプトの下に誕生したブランニューモデルが、2001年にお披露目された「CTS」だ。その大胆なフォルムは、従来のキャデラックのイメージにスポーティネスという新たな要素をプラスすることに成功した。

  • アート&サイエンスという新コンセプトの元に誕生したニューモデルが、2001年登場の「CTS」。大胆なフォルムでスポーティネスという新要素をキャデラックのデザインにプラスした

 そして2004年には、同様のデザインコンセプトを取り入れた2ドアオープンのフラッグシップモデル「XLR」、ミッドサイズSUVの「SRX」を市場に投入。すべてのラインナップに“アート&サイエンス”の思想を盛り込んでいくことになる。

* * *

 そして現在、キャデラックの現行ラインナップは、2016年の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で発表されたコンセプトカー「エスカーラ」にインスパイアされたデザインをまとっている。

 エクステリアは、エッジの効いた彫刻的なスタイルに流麗さがプラスされ、スポーティで洗練されたデザインに。フロントグリルや前後のバーティカルライトといったディテールは個性と存在感をアピールする。一方のインテリアは、アルミニウムやリアルウッドのトリムをアクセントとするなかに、走行データを始めとする各種データを映し出す大型ディスプレイを大胆にあしらうなど、上質で心地いい空間に仕立てられている。

  • 「エスカーラ」のデザインエッセンスを継承したラグジュアリーセダン「CT5」。エッジの効いた彫刻的スタイルと流麗さが融合した洗練のフォルムだ
  • 旗艦SUV「エスカレード」のインテリアは、最先端のイノベーションと優美なクラフトマンシップが調和。大型のディスプレイを搭載し、クロームやウッドのアクセントをあしらう

 まさに、最先端のイノベーションと優美なクラフトマンシップが調和した最新ラインナップは、キャデラックが120年間求め続けてきたエモーショナルな革新的デザインの賜物といえるだろう。

NextADAS黎明期から開発に乗り出したキャデラック
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