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歴史的なレーシングマシンが集結! クルマ好きの新聖地「富士モータースポーツミュージアム」の全容とは

ストーリーを秘めたマシンがズラリ勢ぞろい

“モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる”というミュージアムのコンセプトのもとに集められた、初回展示のマシンたちの顔ぶれがすごい。

メーカーの垣根を越えたマシンの数々とわかりやすいディスプレイに圧倒されるクルマ好きの新聖地「富士モータースポーツミュージアム」
メーカーの垣根を越えたマシンの数々とわかりやすいディスプレイに圧倒されるクルマ好きの新聖地「富士モータースポーツミュージアム」

1899年 パナール・エ・ルヴァッソール・タイプB2
1909年 トーマス・フライヤー・モデルL
1902年 フォード999(レプリカ)
1922年 サンビーム・グランプリ
1926年 ブガッティ・タイプ35B
1934年 メルセデス・ベンツW25(レプリカ)
1951年 トヨペット・レーサー(レプリカ)
1965年 ホンダRA272
1958年 ダットサン210
1961年 日野コンテッサ900
1969年 日産R382
1969年 トヨタ7
1964年 ポルシェ904GTS(フラット8エンジン搭載車)
1930年 アルファロメオ6C1750グランスポルト
1947年 チシタリア202C
1974年 三菱ランサー1600GSR
1981年 日産バイオレット
1993年 トヨタ・セリカGT-FOUR
1996年 スバル・インプレッサ555
1995年 三菱ランサー・エボリューションIII
1930年 ベントレー4 1/2
1991年 マツダ787B(レプリカ)
1999年 トヨタGT-One TS020
2009年 トヨタTF109
1987年 ムーンクラフト・スペシャル7/マーチ85Jヤマハ
1990年 トヨタ・スープラ・ターボA
1998年 日産ペンゾイルNISMOスカイラインGT-R
1999年 日産R391
1966年 トヨタ2000GT スピードトライアル(レプリカ)
1992年 ホンダNSX-R
2019年 GRスープラ・ドリフト by HKS
1993年 AARトヨタ・イーグル・マークIII
2002年 ニューマン/ハース・レーシング・ローラB2/00
2008年 NASCARカムリ

 いや、もう圧巻である。もしかしたらメモし忘れたマシンもあるかもしれないが、めったに見られないお宝がズラリ、である。

 ちなみにレプリカと記してあるのは、メーカー自身が仕上げた復元車両といえるもの。単に車名のみ記してあるのは、一部を除いて競技を実際に走っていた実車で、シリーズタイトルを勝ち得たマシンそのものだったりする個体もある。クルマ好きなら「これがあるなら観に行きたい」と感じられるラインナップだ。

 たとえば1951年のトヨペット・レーサーは、トヨタの経営が最も厳しかった時代に“レースを通じて技術を向上させることが日本の自動車産業の未来につながる”という創業者・豊田喜一郎氏の意志を受け、販売会社であるトヨタ自販が開発と製作をになう体制で2台のみがつくられた。もちろん現車は残っておらず、布垣氏の提案を豊田章男社長が快諾するという流れでトヨタ社内の有志によって復元されたものだ。展示されているクルマは、そんなふうになんらかのストーリーのあるマシンばかりなのだ。

メーカーの垣根を越えたマシンの数々とわかりやすいディスプレイに圧倒されるクルマ好きの新聖地「富士スピードウェイミュージアム」
メーカーの垣根を越えたマシンの数々とわかりやすいディスプレイに圧倒されるクルマ好きの新聖地「富士スピードウェイミュージアム」

 それらの展示方法も見事というしかない。単に雑然と展示されているわけじゃなく、区画ごとに15のテーマにわけてそれぞれのエポックメイキングなクルマが関連する写真を背景に並べられている。

 案内の表示に従って館内をめぐると、モータースポーツの黎明期から欧米での発展、日本国内での歴史的な流れ、日本メーカーの活躍、モータースポーツが市販車に与えた影響、モータースポーツの近未来といったものを、俯瞰して理解することができる。

 車両に触れることはもちろん御法度だが、各マシンは写真を撮りたい人の気持ちを阻害しない低い柵でのみ囲われていて、もちろんインテリアをのぞき込むことだってできる。クルマ好きがクルマ好きのためにあつらえたというのが、ヒシヒシと伝わってくる。

 もちろん、ただマシンだけが並んでるわけじゃなく、車両ごとにシンプルだけど理解しやすい文字解説が添えられてるし、もっと詳しく知りたい人のためにスマホでダウンロードできるアプリが無料で提供されていて、15のテーマごとに音声ガイドによる解説を聴くことができる仕組みが出来上がっている。極めて真剣に、そして観る人に優しい博物館なのである。

 建物の3階にはミュージアムが運営するショップとカフェがあり、オープンテラスもあって富士スピードウェイとその奥にある山々の緑を眺望することもできる。おいしい食事がお望みなら、同じ3階フロアに富士スピードウェイホテルのレストランだってある。

 できることなら、クルマ好きの心をくすぐるディテールの数々を持ったこのホテルに宿泊しながら、ゆっくりとじっくりとクルマ好きとしての時間を楽しみたいところである。

●施設概要
・施設名:富士モータースポーツミュージアム
・開館時間:10時〜17時(最終受付16時30分)
・休館日:2022年度は無休(予定)
・入館料金/大人(18歳以上)平日1600円、土日祝日1800円(オンライン予約の場合)
・駐車場:無料(ホテルと共用)

●アクセスほか
・住所:静岡県駿東郡小山町大御神645
・アクセス:東名高速道路「御殿場IC」よりクルマで約20分、JR「御殿場駅」よりタクシーで約20分
 https://fuji-motorsports-museum.jp

Gallery 【画像】名車がズラリと並んだ展示に圧倒される「富士モータースポーツミュージアム」を見る(58枚)
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