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星野リゾート「界 雲仙」開業! 大地のパワー感じる“地獄”の前に誕生した異国情緒あふれる温泉宿の魅力は何?

“雲仙地獄”と四季の自然を間近に臨む温泉宿

 星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」の新施設「界 雲仙」が長崎・雲仙温泉に開業しました。

現在も活発に活動を続ける雲仙地獄の目の前にオープンした、長崎独自の和華蘭文化を体感できる温泉旅館「界 雲仙」
現在も活発に活動を続ける雲仙地獄の目の前にオープンした、長崎独自の和華蘭文化を体感できる温泉旅館「界 雲仙」

 九州エリアの「界」としては5施設目となる「界 雲仙」の魅力について、総支配人の山根さんは次のように話します。

「長崎・島原半島に位置する『界 雲仙』のコンセプトは“地獄パワーにふれる、異国情緒の宿”です。宿は地域のメインスポットでもある、温泉の湯気や噴気が立ち込める“雲仙地獄”の目の前に誕生しました。雲仙地獄に面した立地のため、大地のエネルギーを身近に感じていただくことができます。

 雲仙温泉は、日本の鎖国時代に西欧と唯一の窓口であった“出島”を通じて、オランダ商館医のケンベルやシーボルトが訪れたとされる歴史的な地域として知られています。そのため館内は、多様な人や文化が行き交う中で発展してきた、日本(和)・中国(華)・オランダ(蘭)の要素が混ざり合った、エキゾチックな長崎文化を取り入れています。

 ご滞在を通じて華やかな異国情緒あふれる設えをお楽しみいただくことができ、地獄からみなぎる大地のパワーに触れていただける温泉宿となっております」

●露天風呂が主役のご当地客室も新設

「界 雲仙」の客室は、全51室すべてが地域の文化に触れられる「界」の特徴でもある“ご当地部屋”となっており、和華蘭の要素を取り入れた空間になっています。

 たとえばスタンドライトは、オランダから伝わったガラス工芸品であるステンドグラスをモチーフにし、鮮やかな赤や青の色合いを日本文化である和紙にて表現しています。

 加えて、全客室のうち16室が露天風呂を備えていますが、湯浴みを中心に滞在できる客室として“露天風呂つき客室”ではなくあえて“客室つき露天風呂”と名づけられています。その意味は、客室に入るとすぐにわかります。滞在スペースの半分以上が露天風呂となっているのです。

 目の前の地獄から湯けむりを感じられる開放的な露天風呂を堪能した後、室内に設けられた“湯上がり処”で外の景色を眺めながらのんびり滞在できる魅力的な客室です。

 さらに大浴場も見どころで、壁面にはオランダから伝わったガラス工芸品であるステンドグラスが施されています。朝日が差し込む時間帯には色鮮やかな光が湯面や内風呂全体に映り込み、美しく輝きます。硫黄の香る湯けむりに包まれながら異国情緒あふれる湯浴みを楽しめます。

現在も活発に活動を続ける雲仙地獄の目の前にオープンした、長崎独自の和華蘭文化を体感できる温泉旅館「界 雲仙」
現在も活発に活動を続ける雲仙地獄の目の前にオープンした、長崎独自の和華蘭文化を体感できる温泉旅館「界 雲仙」

●長崎の食材と異国情緒を感じる会席料理

「界 雲仙」の夕食は、プライベート感が保たれた半個室の食事処で提供。和華蘭文化を反映した長崎発祥の宴会料理をベースに、アレンジを加えた会席料理を味わえます。

 メニューは、長崎の食文化でもある卓袱(しっぽく)料理に欠かせない“豚角煮”をリエットにした先付からスタート。水の代わりに温泉水を使用して焼いた雲仙温泉の名物“湯せんぺい”にリエットをつけて味わうひと品です。

 続けて、酢の物・八寸・お造りをいっしょに盛り合わせた“宝楽盛り”は、卓袱料理の丸い円卓をイメージした鮮やかな朱色の器で提供されます。

 さらに、特別会席のメインとなる台の物では“あご出汁しゃぶしゃぶ”を提供。上品なうま味を感じられるあご出汁に、牛肉や豚肉をくぐらせて出汁とともに味わえます。そして鍋料理の締めには、島原名産のうどんを入れて最後の一滴まであご出汁を堪能できます。

 このように、長崎の豊かな食材と和華蘭から着想を得た彩り豊かな器や料理で、食を通じて異国情緒を存分に堪能できます。

 雲仙地獄は、地域の人々の暮らしとも密接に結びつき、現在も活発に活動を続ける地獄です。「界 雲仙」で普段の生活では感じることのできない自然のパワーと独特の和華蘭文化を体感してみてはいかがでしょう?

●施設概要
・施設名:界 雲仙
・客室数:51室(客室つき露天風呂16室、特別室1室を含む)
・付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)
・宿泊料金/2名1室利用時(消費税・サービス料込):2万5000円~(1名/1泊2食)

●アクセスほか
・住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙321
・アクセス:JR「諫早駅」よりクルマで約1時間、「長崎空港」よりクルマで約1時間30分
 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiunzen/

Gallery 【画像】大自然のパワーと和華蘭文化を満喫できる「界 雲仙」を写真で見る(12枚)

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