サイフォン式なのに電気で動く! 新感覚のコーヒーメーカーはアウトドアでも使えるのか?
●”憧れるけれど大変そう”なイメージを覆す
自宅で、キャンプで、おいしいコーヒーを淹れるためにドリッパーを使う人は多いが、サイフォンでコーヒーを淹れる人はめったにいない。
そもそもサイフォンは芳醇な香りとまろやかさが魅力で、ハンドドリップよりも安定した味になるというが、大きくて手入れにも手間がかかるし、湯が上昇した後に豆を攪拌(かくはん)するなど手順も少々複雑。
ぽこぽことコーヒー液が上下する姿は憧れるけれど、とっかかりづらいのだ。
創業101周年を迎えたコーヒー器具の老舗、ハリオが初代サイフォンを発表したのは1948年のこと。以降、改良を重ねて世界一小さなサイフォン、ワインのデキャンタージュをイメージしたサイフォン、食洗機対応など自宅でも使いやすいサイフォン式コーヒーメーカーを展開しているわけだが、最初にサイフォンを発売してから75年目にして初めて取り組んだのが電気式「Electric Coffee Syphon」だ。
「サイフォンの味を再現しつつ、電気を電源にすることが難しかったです。とくにガラス部分の設計は何度もやり直しました」(HARIO開発担当者)
アルコールランプは使わず、コンセントに差し込みダイヤルで火力調節ができる。使用後はガラス部分だけを取り外して水で丸洗いすればいい。フィルターもペーパーでメンテナンス性は良好だ。

●電気式サイフォンにめずらしい火力調節ダイヤル
サイフォン式コーヒーメーカーは湯を沸かすボウルと豆を入れたボウルの2段に分かれていて、下のボウルに入れた水が沸騰して蒸気圧が発生することで湯が上のボウルへ移動。湯の中で豆が踊るのだ。
豆を攪拌(かくはん)して火から下ろすと、フラスコ内が真空になり上がっていた湯が下のボウルに引き込まれる。このとき、途中にあるフィルターが豆をせき止め、コーヒー液だけが落ちるのだ。
理科の授業で一度は“サイフォンの原理”を耳にしたわけで、原理は忘れてもサイフォン=理科の実験っぽいというイメージは健在だ。
「サイフォンには、クラシック、理科の実験器具みたいというイメージがあります。まだ知らない人たちに手に取ってもらえるよう、昔ながらのイメージを残しつつ、現代的なデザインにしました」(HARIO開発担当者)
アルコールバーナーを使わないだけでハードルはグンと下がるし、持ち運びも楽になった。
設置スペースはA5サイズ程度とコンパクト。自宅はもちろん、テントやキャンピングカーの中でもコーヒーを淹れられるので、ポータブル電源とともに持ち出すのも楽しそうだ。
●製品仕様
・価格(消費税込):1万9800円
・サイズ:180×150×H270cm
・重量:900g
・定格消費電力:350W
・容量:最小240mL、最大360mL
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】