VAGUE(ヴァーグ)

ラグビーの “笑わない男”がアンバサダーに――「ショパール」の人気ラグジュアリー・スポーツウォッチはブランド初のオールブラックモデル

●その名は「SHIKKOKU(漆黒)」

 オン/オフを問わずあらゆるシーンで着けられるラグジュアリー・スポーツウォッチは、カジュアルでアクティブなライフスタイルにいちばんフィットした腕時計。世界中で圧倒的な人気を集めている。そして2019年から発売されている「アルパイン イーグル」は、このジャンルでもっとも先進的で、魅力的なストーリーとスペックを持つ製品のひとつ。

 登場したのは日本限定で100本のみ販売される「アルパイン イーグル 日本限定 エディション SHIKKOKU(漆黒) 」という直径41mmケースのブレスレットモデル。製品名でもあるイーグル(鷲)の目の虹彩を彷彿させるサンバーストモチーフの文字盤。

 そのカラーは、日本の伝統工芸品である漆の黒を彷彿させる漆黒。加えて、暗闇でも蓄えた光で時刻を表示するスーパールミノバを塗布したアワーインデックスや時分秒針も光沢感のあるブラック仕上げ。

 しかもシンプルなデザインを追求して、通常モデルでは4時と5時のインデックスの間にある日付表示をあえてなくした仕様としている。このストイックな仕様は日本の“禅の美学”へのオマージュだという。

 去る4月18日に国立競技場の「ANDON ホール」で開催されたこのモデルの発表会では、ショパールのメンズウォッチ 部門を率いる同社共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏 によるプレゼンテーションの後に、新たにコレクションの アンバサダーに就任した2019年のラグビーワールドカップ日本大会で日本代表のプロップとして活躍した稲垣啓太選手が、ショイフレ氏 と並んでこのモデルを着けて登場しスピーチした。

●世代を超えた時計作りへの情熱と、サスティナブルな素材が融合

 1860年創業のショパールは、数あるスイス時計の中でも、1990年代の機械式時計ブーム以降、もっとも充実し発展しているブランドのひとつだ。ジュエリーメゾンを創業し成功した祖父、そして父の事業を受け継いだ現会長のカール・ショイフレ3世は、1963年にルイ-ユリス・ショパールが創業した時計製造の名門「ショパール」を引き継いだ。

 そして本拠地をスイス・ジュネーブに移し、現在共同社長を務め、メンズウォッチ 部門を担当する息子カール-フリードリッヒ ・ショイフレ氏と、レディスウォッチ&ジュエリー 部門を担当する娘キャロライン・ショイフレ氏と共に、ウォッチメイキング&ハイジュエリーメゾンとして不動の地位を築き上げた。

 そして多彩な製品の中でも「アルパイン イーグル」は3世代に渡る時計作りへの情熱から生まれたという特別なストーリーを持つ腕時計だ。実はこのモデルの原型になったのは、カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏 が父のカール・ショイフレ3世の反対を押し切って1980年に製品化し、大成功したラグジュアリー・スポーツウォッチの「サンモリッツ」。

 カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏 の息子カール-フリッツ・ショイフレ氏が2014年、父が作ったこのモデルの存在を知り、かつてこのモデル開発に反対した祖父を味方にリ・デザインを提案し、製品化されたものだからだ。

 意外なことに発表会で「私はこの製品化に慎重だったのです」と語ったカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏 。発表会後に「息子さんからの提案はうれしかったのでは? なぜ慎重になったのですか?」と筆者が質問すると「息子の提案はうれしかったが、製品化するなら時間をかけて100%完璧なものにしたい。それが私のポリシーなので」との答えが返ってきた。

 そして数年後、その言葉通り「アルパイン イーグル」は十分な開発期間をかけて2019年に発売され、ラグジュアリー・スポーツウォッチブームを代表する、また環境保護にどこよりも熱心なショパールらしい、サスティナビリティで一歩先を行くモデルとなった。

左がショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏 。右がラグビー日本代表 の“笑わない男”稲垣啓太氏 。ポジションはスクラムの要、第一列のプロップで、現在の所属チームは埼玉パナソニックワイルドナイツ。
左がショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏 。右がラグビー日本代表 の“笑わない男”稲垣啓太氏 。ポジションはスクラムの要、第一列のプロップで、現在の所属チームは埼玉パナソニックワイルドナイツ。

 今回発表された「SHIKKOKU」をはじめ「アルパイン イーグル」のステンレスモデルのケースとブレスレットには「ルーセントスティール™」と名付けられた、ショパールがオーストリアの金属素材メーカーと共同開発したリサイクル素材を80%使用して作られる特別なステンレススチール が採用されている。

 これは一般的なステンテススチールより50%も高い耐摩耗性を誇り、均質で優れた結晶構造を持ち、ひと目でそれとわかる美しい煌めきを備える。時計業界でも大きなトレンドとなっている最先端のサスティナブルな素材なのだ。

 また「SHIKKOKU」に搭載されるムーブメントは、ショパールが自社開発・製造し、COSC(スイスクロノメーター検定局)の精度テストに合格した最新の自動巻き「Chopard 01.15-C」。これはカール−フリードリッヒ・ショイフレ氏 が1990年代にスタートさせ、30年をかけてショパールを時計愛好家が絶賛する“マニュファクチュール”にした自社製ムーブメント開発プロジェクトの最新作だ。

 もちろんこのムーブメントも、ケースやブレスレットと同様に、世代を超えて正確な時を刻むことができるサスティナブルな存在だ。

●このモデルを着けて再び日本代表に

 ラグビー中の真剣な顔から“笑わない男”として知られる稲垣啓太選手。だが時計について語るときは穏やかな笑顔を見せた。

「限られた時間に全力でプレーをすることが求められる、また人生の中でも活躍できる時間が限られているスポーツ選手にとって時間は特別なもの。試合中の時間は『あ、もうこんな時間か』と早く感じることもあれば、とてもゆっくり流れているように感じることも。『ゆっくりだな』と感じる時は不思議なことですが、この先の展開がどうなるか、何がこれから起きるかがわかって、試合がその通りの展開になる。これが『ゾーンに入った』という状態なのでしょう」

 だから時計が好きだし、時計に対して特別な想いがあるという。そして今年開催される「ラグビーワールドカップ 2023フランス大会」、さらに自分の未来についての意欲を語った。

「時計が大好きな自分にとって『アルパイン イーグル』のアンバサダーに選ばれたのは大変光栄で身が引き締まる想い。そしてこの『SHIKKOKU』はどんな色よりも黒が好きな自分に、また今日この場のために選んだブラックのスーツにピッタリ。このモデルを着けて日々努力を重ねて日本代表に選ばれてフランス大会に出場することが目下、いちばんの目標です。また今年はプロになってちょうど10年目。32歳になり結婚もして守るべき家族もできましたし、10年後の42歳でも選手として現役を目指したいと思います」

稲垣選手と「アルパイン イーグル」のキャンペーン画が現在ショパール公式YouTube で公開中。
稲垣選手と「アルパイン イーグル」のキャンペーン画が現在ショパール公式YouTube で公開中。

 稲垣選手、そして日本代表の、9月8日から10月28日まで開催されるラグビーワールドカップ フランス大会での活躍が今から楽しみだ。

 そして稲垣選手が着けているこの「SHIKKOKU」は、限定モデルであると同時に「アルパイン イーグル」初のオールブラックダイヤル仕様でもある。気になる方は、くれぐれもお見逃しなく。

●製品紹介
■「アルパイン イーグル 日本限定 エディション SHIKKOKU」
・価格(消費税込):215万6000円(100本限定)
・ムーブメント:Chopard 01.15-C
・ケース:ルーセントスティール™
・ブレスレットルーセントスティール™
・防水性能:100m
・ケース径:41㎜(ケース厚9.70㎜)
・発売日:発売中

Gallery 【画像】雄々しいイーグルの姿を体現した「アルパインイーグル」日本限定モデルを見る(9枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介
渋谷ヤスヒト
渋谷ヤスヒト
時計&モノジャーナリスト、編集者
1962年生まれ。文芸編集者を経て、モノ情報誌や時計専門誌の副編集長を務めた後、時計ジャーナリストとして独立。現在はライター、フリー編集者として多方面で活動。特筆すべきは1995年から一度も欠かすことなく続けているスイスの時計フェアや世界各国のブランド取材。30年以上のキャリアに裏打ちされた業界VIPとの信頼関係を活かし、業界全体を俯瞰した独自の記事を執筆する。また時計に留まらず、モノ情報誌の編集者時代のネットワークと知識でIT機器、自動車、家電、食品など、「モノ作り」の現場を幅広く網羅。完成品から下請け企業まで一貫して追いかけ、「人が本当に幸福になれるモノとは何か」を探求し発信中。

VAGUEからのオススメ

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

RECOMMEND